謝れば許されるとでも？

Coward ページ5

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遊ぶのは土曜日で確定か……

俺、結構わがまま言っちゃったな


溜め息をつきつつ、時間を確認する

スマホの画面には、15:32の文字


朝ごはんどころか、昼ごはんも食べそびれたな

まぁ、仮に食べようとしても、身体が受け付けないか

お腹は空いているはずなのに、食べ物を目の前にすると食欲が失せる

ここ最近、そういう理由もあり、ごはんをあまり食べていない


もちろん、健康に悪いことは分かってるけど、無理やり食べるのも悪いことだ


ダメだ、今日はもう何かする気力が無い

特にやるべきことも無いので、昼寝することにした



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「Aｯ!ごめんなさい!!」

「Aさんが歌い手復帰するの待ってます!!」

「こんなに待ってくれてる人がいるのに帰ってこないって……それはそれでどうなの？」


お前らは夢の中にも出てくるわけ？

俺はお前らを視界に入れないように努力してるのに

頼むから、俺に関わらないでくれ



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「ｯや……!!」

あーぁ…目、覚めちゃった

ﾊﾞｸﾊﾞｸと煩い心臓を抑え、呼吸を整える

そんなに嫌だったのか、汗びっしょりだ


俺は身体を冷やすために、クーラーをかけっぱなしにしているリビングに降りていった


今の時刻は、20:48

夜ごはん食べなきゃな

面倒くさいので、簡単に作れて栄養バランスが良いお粥を作ることにした


レタスと鶏肉を適当に切って、ごはんと共にスープの中に入れる

あとは、充分に火が通るのを待つだけだな


待ってる時間が勿体ないので、その間に風呂を沸かすことにした


再びキッチンに戻ってくると、お粥は良い感じに煮立っていた

鍋敷きをひいて、鍋ごとテーブルに持っていく

お粥は、まぁまぁの味だった


お粥を食べきって、洗い物を終わらせてから数分後、「お風呂が沸き上がりました」という無機質な音声が聞こえた

おぉ、タイミングばっちり

自分の時間配分に感心しつつ、風呂場に向かった



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