【創作BL】お義兄ちゃんの夜の誘いが酷くて困る。

ざめざめ。　17 ページ17

唐橋 Aside


学校が終わり、
家に帰る道でのこと


鞄の中が騒がしい

なんだ？と思い、鞄を漁ってみると
L○NEの通知が酷いことになってた


498の未読メッセージ
それも全部お義兄ちゃんからだ


背筋がぞぞ..となったので、
敢えて開かないことにした

急な要件だったら
きっと電話をかけてくれるだろう

そう、自分に言い聞かせ
鞄になおす


今も通知の『L○NE!L○NE!』と煩い



何かあったのかな？
まあとにかく早く帰ろう


***


『お義母さん、
お父さんただいま


あ…お義兄ちゃん？
大学はどうしたの？？？』


「Aくん、おかえりなさい


まあ、これには深いわけがあるの」


しゅんとした顔のお義母さん
これは絶対、
お義兄ちゃんがなにかしでかしたんだ


お義兄ちゃんに目をやると
僕を凄い睨んでいる

僕、何かしたっけ？(注:していません)


するとお義兄ちゃんは、
こっちに来いと僕に手招き

しょうがなくお義兄ちゃんについていくと、連れていかれた先は脱衣所だった


『なんで脱衣所なの？』
辺りを見回すけど何も変わっていない


カチャ と鍵のしめる音
お義兄ちゃんに目をやると、
何故か鍵をしめじりじりとこっちに近付いてくる


『A.....』


『お、お義兄ちゃ..っ』


なぜかいきなり抱き締められた


『俺を見捨てないでくれ
訳があるんだ』

おろおろと泣き出すお義兄ちゃん

どんどん、下に下がっていき
僕の股間に顔を埋めているみたいだ


『な、なんで股間に顔を埋めるの！？お、お義兄ちゃんのへんたい！』



足蹴にしてしまった
それも顔面ストレート
それでさらに泣き声が大きくなる
今にも床をも舐めそうな勢いだ


『お義兄ちゃん、
話は聞いてあげるよ』

するとお義兄ちゃんは、
『A〜』と言ってまた抱き着き僕の頬を犬みたいにべろりと舐めた


捕食されてしまう感じがした

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