【創作BL】お義兄ちゃんの夜の誘いが酷くて困る。

さわさわ。　12 ページ12

唐橋 Aside




『ぁ、お義兄ちゃ..あ"っ！！だ、めっそこだめっ！！！』

やだ、胸が胸が………


.



.



.



.




.『こしょばゆいっ！！！』


『あははA、喘いでるみたいだね』

げらげら笑うお義兄ちゃん
違う違うそうじゃない


『はぁ……ところで、
お義兄ちゃん、なんで僕がこちょこちょ弱いって知ってるの？』



『ほらAがちいさーい頃、
こちょこちょしたりして遊んだじゃん
覚えてない？』


『あぁ...そうだね』


そうだった
昔と変わりすぎて忘れていたけど、
やっぱりこのひと、
僕の憧れお義兄ちゃんなんだ


『お義兄ちゃん全然変わらないね』

『褒めてるの、それ？』

くすっと笑うお義兄ちゃんの横顔
ほんとうに端正で、見惚れてしまう


でも、あのころの面影が
しっかりのこっていて僕は何故か…何故か



お義兄ちゃんの頬に手をやり、
お義兄ちゃんの唇に、無理矢理自分の唇を押し当てていた




『…お義兄ちゃん』


ぽそりと溢れた、掠れた声



固まるお義兄ちゃん


すぐにぷるぷると震えだし、
自分の唇に手をやり
僕を二度、三度みて



僕を"押し倒した"



『お、にい..ちゃ』


『黙ってて』


まっすぐな瞳に見いられて、
僕はなにも出来ぬまま



でも嬉しくて恥ずかしくて、
お義兄ちゃんの背中に手をまわす


これじゃあまるで、

僕がお義兄ちゃんに初恋を抱いていて

お義兄ちゃんと結ばれそうになって


まるで、まるで僕、
お義兄ちゃんに触れられることが
　


　"嬉しい"みたいじゃないか



嬉しいのか僕。

もしかして、これが恋なのか



今なら分かる
一目みた時から、再開した時までずっと僕は君に見惚れていた
つまり、それは恋であって……



ぼくは、それを知るのが怖くて胸のどきどきを勘違いとして抑え込んでいたんだ



だって、知っているから


男同士じゃ結ばれない事を。
お義兄ちゃんを幸せに出来ない事を。



つう…と涙が流れる



むせび泣きそうな感情を押し殺して、僕はお義兄ちゃんにキスをした



幸せになれないのに、ごめんなさい
愛してほしい
愛し合いたい



でも、お義兄ちゃんの幸せが……





我が儘な義弟でごめんなさい





今は、ただ愛し合いたい
求め合いたい

とんとん。　13→←ばくばく。　11

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

X

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す