【男主】君を求めて。【うらたぬき】

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ライトが緑に変わる。




音楽がかかる





(うらたぬきさんは演出がちょっと違うのか)




なんて思いながら下を向くとゴミが落ちていた。




(捨てなきゃ)




なんて思い、しゃがむ。
すると上から聞き覚えのある声が聞こえた。





大好きだったあの声が歌声となって…






上を向くのが怖くなった。
これで上を向いて、想像している通りの人だったら…？






うらたぬきさんが……わたるだったら？




だが、体は正直だ。
見たくないと表では言ってても、見たい
会いたい、と思ってしまう。
気づけば顔をあげていた。




そこにいたのは




わたるだった。





髪を染めていて、おしゃれな服を着てるけど
顔はそのままで、身長もそのままで
俺が好きになった、わたるのままだった。




う「♪〜」






駄目だ。俺は友達だと思っていても彼は思ってないんだ。
引きずっちゃ駄目だ！！！




こんな顔じゃ会えないと思い俺は会場から出た





(あとで挨拶しに行かなきゃ、わたるは俺がここにいること知ってるのかな……おわっ)





ふらふら歩いていると人にぶつかってしまった。





坂「あれ！Aさんだ！大丈夫？」





『？！坂田さん！！ごめんなさい！』




坂「いやいや、全然？それより顔色悪いけど大丈夫？」




『大丈夫ですよ。』




坂「嘘だ！大丈夫じゃないって顔してる。」





『え…？』




坂「忙しいとは思うけど、休まなきゃ駄目だよ？」




『ふふ笑ありがとうございます。』




坂「///っ？！いや？！当たり前のこと言っただけだし！！」




『？いえ、嬉しかったですありがとう』




坂「いえいえ？！あっ！俺呼ばれてるからいくね！！！」




『…元気だなぁ』





坂(笑顔初めて見た…身長高いくせに可愛いな)

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