【男主】君を求めて。【うらたぬき】

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その日から俺は忙しくなった。





あの日資料を届けた会社から新しい仕事が入り
それの担当になってしまい、
浦島坂田船のライブについては夜遅くに少し顔をだすくらいしかできなくなっていた。





『ごめんな、田中任せっきりで…』




田「いえいえ！浦島坂田船のみなさんいいひとですし！楽しいですから、副社長は気にしないでください！」




『本当にありがとう。これ終わったらあがっていいからな』




田「副社長は、あがらないんですか？」





『やることがあるからな』





田「そうですか…」




『飲みにいくのはまた今度な笑』




田「そーじゃありません！副社長、最近残ってばっかですよ！大丈夫なんですか」




『大丈夫だよ。これくらいで倒れたりはしないさ』





田「倒れる前にやめてください！」





『わかったって笑』




田「笑い事じゃないんですよー！」




怒る田中を帰らせて、俺は仕事に戻った。
いい部下をもったな、心配してくれるなんて、
まぁ、忘れっぽいのが難だけど




田(あっ、うらたぬきさんの伝言伝え忘れた。
まぁ明日でいいか←)

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