【呪術廻戦】黙ってろモブ３【男主】

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「ピィー！！」







朝10時、これでも待った方だ。と言うようにまるまるとしたひよこサイズの迦楼羅はAの頭に乗っかるとツンツンとクチバシでつつく



『ん”ー』と唸るAは頭の上の邪魔者を片手で掴みポイとそこらへんに放り投げる。



近寄り投げられ、近寄り投げられ。を繰り返し先に折れたのはご主人様の方でイラつきながら上半身をあげたAに「おはよう」と言うかのように「ピィ！！」と飛び上がる









『休みの日は寝させろって言わなかったか？』

「ピィ！」









目覚まし時計の上に立ちぴょんぴょんと飛び跳ね時間を見るように促す


呪術が使えるようになってからと言うもの迦楼羅は火浴びを要求し朝の６時や下手すりゃ４時ごろに今日のようなやり方でAを起こす時があった


こんなんじゃ寝られないと言うことで短い針が10のところにくるまで絶対起こすなと命令をしたのだった。それを律儀に守るのはいいのだけれど…









『…』

「ぴぃ！！」

『はいはいわかったわかった』









重い体を無理矢理起こし部屋の隅に置いてある護摩木を折って鉄製の桶の中に入れ術でそれに火をつける


ポォと燃える炎


それを見て「ピィー！！」と興奮し駆け回る迦楼羅を横目にもう一度寝床に潜りこむ









「ピィｲｲｲ！！！」


『踊んないから』


「ﾋﾟｨ!!!!」


『いやだ』









俺の舞いがどうも好きらしく、踊れ踊れとピーピー騒ぐこいつをたまに焼き鳥にしてやろうかと思うこともある

ジッと眺めてると部屋のドアをノックする音

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