第91話 ページ48
西谷side
相変わらず烏野はボロボロで、二人がいないだけでこんなにも手こずるのかと痛感した。
そんな時、遅れて二人が体育館へ来た時はホッとした。
西「なんだよお前らおっせぇぞ!!」
田「ったく〜!待ってたぜ!」
菅「やっと来たべ!」
みんながまだかまだかと待ち構えていたのが伝わる。やっぱこの二人の存在もでけぇな!
澤「よし!お前らすぐ着替えてアップしてこい。」
日・影「「うっす!!」」
澤「ったく…どうなることかと思ったが…」
東「いや〜ホッとしたなぁ。」
二人が端で着替え始めたときだった。
日「あ、あれ…?あれ??」
影「なんだよ日向。」
日「………」
翔陽がなんだか慌ててる。
何かを探しているような………まさか…
日「……バレーシューズが、ない!!!」
全「「「「はぁぁぁぁあああ!!??」」」」
西「おいおい!どっかに忘れてきたのか?」
田「部室とかじゃねぇか?」
日「く、車の中ですぐに参加できるようにって鞄から出したのは覚えてるんス!」
成「ということは車の中か…」
木「マジかよ日向…」
どうにかして冴子姉さんに引き返してもらうか、それとも買った方が早ぇんじゃねぇか?
菅「とりあえず近くのスポーツショップに…」
みんなが色々と考えてると、突然体育館の扉が重たそうな音を立てながら開いた。
全員が扉を見ていると…
西「……え?」
全開になった扉に立っていたのは、いるはずのない夜月さんだった。
リーンと、また鈴が鳴ったような気がした。
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作者名:極東華梛魏 | 作成日時:2021年8月2日 20時