89 それはとても温かかった ページ36
A side
目頭がジワリと温かい。
流れ出す涙を止めることが出来なくて、ただただ目を擦り続ける。
……なんで…っ…!止まって…!
…今敵は目の前にいるんだよ?
……そもそも泣いたって解決しない…!
……止まって……止まって…!!
.
.
あ「………しょうがないなあ…!」
A「………?」
ふと目を擦っていた手を掴まれた。
そしてあるふぁきゅんは私の隣に腰をかけた。
A「…な、なに……?」
あ「だから、今だけ敵とか関係なし!話聞いてあげるよ。」
.
.
…なに、それ…
A「………そんな……敵…初めて見たぁ……ぐすっ…。」
…と、言いつつ、気がつくと私はあるふぁきゅんに抱きついていた。
それでも彼女は何も言わずに、私の頭を撫でてくれた。
……それから、私はあるふぁきゅんに全て話した。
悩んでること、迷ってること。
私が一国の姫だってこととか、魔王と幼馴染とか…どんどん吐き出した。
…きっと、私の言葉がぐちゃぐちゃすぎてあるふぁきゅんは困ってたと思う。
それでも彼女は「うんうん、それで?」と私の話を聞き続けてくれた。
……そして全部話し終わる頃には、涙はもう乾いていた。
302人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夜霧 - くぷある登場したねー!うんうん、、、瞬☆間☆移☆動 (2018年7月18日 0時) (レス) id: d12e91b5f7 (このIDを非表示/違反報告)
千歳 - 地味にクプたんが、空気www (2018年6月29日 23時) (レス) id: cf68d2c2bb (このIDを非表示/違反報告)
かきみそご飯(プロフ) - 生にくさん» あるふぁきゅんカッコイイですよね!!ありがとうございます!!!!! (2017年12月13日 16時) (レス) id: 912e00be06 (このIDを非表示/違反報告)
かきみそご飯(プロフ) - でぃあぼろさん» ファイトふぁっきゅん!!!ありがとうございます!!!これからも頑張りますよ〜!!(≧∀≦) (2017年12月13日 16時) (レス) id: 912e00be06 (このIDを非表示/違反報告)
生にく - あるふぁきゅん!!イケメン!100話おめでとうございます。 (2017年12月12日 21時) (レス) id: 3cf92f7883 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:かきみそご飯 | 作成日時:2017年11月10日 22時