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「では、私達が同居するにあたっての会議を始めます」
「よろしくお願いしまーす」
食卓にふたり、むかい合せになって座った。
目の前にはマグカップがふたつ。ほんのりとお花の香りが漂ってくる洋風のお茶が入れてある。
「まず、折原さんはあのお部屋、自分の部屋として使ってください。パソコン置いたり、お布団敷いたり」
「部屋まるまるひとつ頂いちゃっていいんですか？」
「元々ここは姉夫婦が暮らしていたところなんです。二人暮らし出来るくらいの部屋はあるので大丈夫ですよ」
「ありがとうございます」とまたまた丁寧に頭を下げられてしまった。礼儀正しい人なんだろう。それとも仕事で慣れてしまったのだろうか。
そんなことを考えている場合でもないので、お茶をお互い飲みながら話を進める。
「日用品は今度買いに行きましょう、あとは…」
「あ、ひとつ、いいですか？」
まるで本当の会議のように律儀に手を挙げてくれた折原さんをこれまた丁寧に指す。
「深夜に時々…というかそこそこの頻度で配信をしているんです」
「配信…というと、ニコ生とかのあれですか？」
「そうですそうです。毎週月曜日は大体21時から22時くらいに、あとは不定期で…」
なるほど、折原さんは配信をしているのか。だからあんなにパソコンとかの電子機器多かったのかな？
「じゃあ配信している時は別の部屋にいますね」
「迷惑かけてしまったらすみません…」
そんなことを言う彼に向かってというのが伝わるように首と手をぶんぶんと振って見せる。
趣味は縛るもんじゃないよね。
「いえいえ気にしないでください！私もたまに聞いてるんですよ。面白いですよね」
「理解が早くてめちゃめちゃ助かります…ほんまありがとうございます」
「それと…」と、彼はまたおそるおそる口を開けた。
「浦島坂田船…ってさっき言っとったやないですか」
「あ、はい、そうでした…ね」
先程の空気を思い出してしまい、声が小さくなる。やはり言わないほうが良かったのだろうか…。
「結構大きな会場とかでライブやったり、CD発売したりしてるグループなんですよ。ニコニコ出身の」
「あ、そうだったんですか！すみません知らなくて。歌手みたいな感じなんでしょうか…。
ええと、それが何か…？」
折原さんはすうと息を吸い込み、一言。
「…あの中の一人、僕なんです」
「…へ？」
「僕が、浦島坂田船のメンバーなんです」
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ことみ(プロフ) - いちたにさん» もちろんっ! 素敵なお話、お待ちしております♪ (2019年7月29日 3時) (
レス) id: 58ea8aaecc (このIDを非表示/違反報告)
いちたに(プロフ) - ことみさん» お気遣いありがとうございます、ゆっくりではありますが書いておりますのでもう少し更新を待っていただけると幸いです (2019年7月29日 3時) (レス) id: 3105139abf (このIDを非表示/違反報告)
ことみ(プロフ) - いちたにさん» あらまぁ。。。更新が止まっていて、それでいて本人がいるなら更新停止状態にしたほうがよいと思います。なんか上から目線ですみません(>_<) (2019年7月29日 1時) (レス) id: 58ea8aaecc (このIDを非表示/違反報告)
いちたに(プロフ) - ことみさん» すみません！更新が止まっているだけで終わりではないです(汗) (2019年7月29日 1時) (レス) id: 3105139abf (このIDを非表示/違反報告)
ことみ(プロフ) - なんで、終わりになってるんでしょう。。。? わざと、です？まぁなんにせよ、更新楽しみにしてますね♪ (2019年7月28日 3時) (レス) id: 58ea8aaecc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちたに | 作者ホームページ：
作成日時：2019年2月9日 20時
