まふまふの女版

女版。48 ページ49

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今日は私の要望で、96ちゃんとお買い物。


だってさ！！




「クリスマスデートって、何着てけばいいの？！」




クリスマスデートとか何年ぶり？って感じだし、もうどうしていいかわからない。


最近の流行りも知らないし、まふくんの好みなんてもっとわからないのだ。




「落ち着け落ち着け、お前は何着ても可愛いよ。」


「そんなイケボで言われてもときめかないわ。」


「あちゃ」




取り敢えず服買いに行こう、ってことで96ちゃんに付き添ってもらっている。




さっきから色々なお店を回って見てるけど、いまいちピンとこない。


そこからまた何件か見た後、大人っぽい雰囲気の服屋に入った。



可愛いのもあるし、私の好みとあっている。




「あ！これは？」




そこで96ちゃんが持って来てくれたのは、膝丈のニットワンピース。




「可愛い！！これにコートとか合わせたら良さげじゃない？」


「うん！Aの感じともあってるし、わしは良きと思うよ。」




まふくんはいつもシンプルな色味の服を着てるし、私もこれくらいの方がいいだろう。


ってことで、さっきまでの迷いはなんだったんだってくらいの早さですんなり決定。



コートもそこで買った。





外で待ってくれていた96ちゃんのもとへ足早に行って、彼女の横に立つと2人で並んで歩き出した。




「付き合ってくれてありがとうね、96ちゃん。」


「いいんやでっ！楽しんできなはれ。」


「うん！」




96ちゃんはすごく頼もしい。


見た目は小さいけど、器は誰よりもでかいんだ。




「タピオカ飲みたい！！」




…タピオカ大好きだし、子供っぽいけど、ね？





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