私に構うな、バカ！ (ページ9)

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7話ページ9

貴方side

放課後

寺坂｢ちょっといいか？｣

と呼び出されるので着いていく

着いた先は空き教室で赤羽さん以外みんないた

中村｢ねぇ調子乗ってない？｣

片岡｢そーそー、いきなり体育に出たと思ったら偉そうな事言ってさ｣

空｢業君に構ってもらってさ
良い気になんなよ！｣

奥田｢そ、そうです！業君は仕方なく太宰さんに構ってあげてるだけです｣

あぁ醜い

寺坂｢調子乗んなよ！｣

手を振りあげ、下ろされ

当たると思った

けど―――――――

｢話を聞いてりゃ、いい加減にしろよ｣

なんでここにいるの？

『中也さん...』

中也｢いつもより来るのがおせぇし
太宰の野郎が嫌な予感がするっつーもんでな｣

寺坂｢誰だよてめぇ！｣

と怒る男子と

倉橋｢イケメン！｣

と騒ぐ女子

うぜー

中村｢そんなキモイやつ守らなくていいじゃん
なんで守るの？｣

中也｢そりゃ大切なやつだしな｣

嬉しいな...

すると空気が変わり

｢あと...こいつの事...キモイっつったか？｣

中村｢だってそうじゃん、細すぎるし包帯だらけだし｣

中也｢こいつの事を何も知らねぇ癖に勝手な事言うんじゃねーよ！｣

...不味いな

『ダメだよ中也』

中也｢分かってる、帰るぞ｣

『うん』

と強めに引っ張られる

怒ってる...

怖いけど...優しいな

車に乗ると

中也｢辛かったら言ってくれ

お前がまた傷付くのは嫌なんだよ｣

本当に...優しいな

『大丈夫、だってマフィア、探偵社の皆がいるし
赤羽さんがいるから』

中也｢そうか、ならいい｣

と優しく撫でる

手袋をつけてても分かる

中也さんの体温

とっても暖かくて落ち着く

今日は無駄に表情筋が緩むな

ニコッ

中也｢！？...///｣

？

そうえばお兄ちゃん...国木田さん達にまた迷惑かけてないかな？

心配だな