17日目 ページ18
そ「じゃ、おれ作業場にいっときこもるから」
"また後でね"
部屋に入れば一直線へとまふの作業部屋に進んで行くそらるさん。
ま「Aはこっちだよ？……はい、ここね？」
"そこ、ソファ座って？"
「……へ？」
急に何かと思えば手を繋がれて、
そのまま歩いてソファの所まで誘導される。
ま「〜〜〜っはぁああぁあああぁあ」
「え！？なにっ？なにっ？！」
すぐにまふも一緒にソファへ座ると、
とっさに私の体をぎゅうっと抱きしめる。
ま「……無防備すぎ、ばか」
「え、あ……ごめんなさい？」
ま「全然分かってないでしょ……ばか」
なぜかずっと"ばかばか"と同じ言葉を連呼する。
「そ、そんなにばかばか言わないでよっ」
ま「ううん、大ばかだよ。他の奴らに口説かれちゃってさぁ？」
ブツブツと何かを呟いては文句を言う。
そんな意味の分からない言葉の繰り返し。
「く、口説かれてない！」
ま「はぁ？あのねぇ、無意識にも程があるでしょ」
"うらたさんには顔を近づけられるわ、
坂田には目瞑れって言われたらすぐ馬鹿正直に瞑っちゃう。
あそこでもしキスでもされたらどうするつもり？"
「さっ、されるわけないでしょ!?」
ばかなの？！って本気でそう思い、
焦りながらもおもっきしキッ！と睨みを付ける。
なのに……、
"全然怖くない"って余裕な表情を浮かべるまふ。
ま「それに……」
"そらるさんにあんな嬉しそうに笑っちゃって……"
ま「妬けるなぁ、ほんと」
"僕が最初に見つけたのに……"
そんな……あまりにも苦しそうな表情でまふが呟くから、
「まふ、まふっ！………ねぇ、大好きだよ？」
"まふが1番好きだよ？"
そう伝えれば、ぎゅっとまふの背中に腕をまわして抱きしめる。
ま「〜〜〜っ、そういうとこだよ！ばか！」
「わっ！ふふっ！まふあったかぁーい！」
ま「〜〜〜っ、もうっ！何なの、ほんと！」
お返し、とでも言うかのように、
ぎゅっとまふが力強く抱きしめ返してきた。
ドキッ。
「っ！……へ？」
……なにこれ。
ドキッ……どき。
この時私は、
ドクンとなった謎の心臓の動機に違和感を感じて、
目の前のまふを直視する事が出来なかった。
な、に？……これ。
ずっとドキドキが止まらない。
異常にそれがやけにうるさく感じる。
「〜〜〜っ」
なぜかこの時、
この動悸に心臓が苦しくなった。
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いるよ - 最高過ぎました… (2022年12月5日 19時) (
レス) id: 7464634473 (このIDを非表示/違反報告)
千華(プロフ) - 未成年だから途中まで！また成人して覚えてたら見に来ます！ (2021年5月25日 17時) (レス) id: ff1aa8f056 (このIDを非表示/違反報告)
しふぉ - このお話が好き過ぎてまた見に来てしまいました。 (2021年2月7日 2時) (レス) id: 19d2dfc8bd (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 良かったです。また書いてくれると嬉しいです。 (2020年12月11日 12時) (レス) id: c11f1036fc (このIDを非表示/違反報告)
。。みかん - あの、後日談みたいな成長した主人公ちゃんと歌い手たちの話が欲しいと切実に思いました。もう、、あの、本当、、、好きです。（唐突な告白） (2020年11月29日 21時) (レス) id: 301c148c11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羽鳥 | 作成日時：2017年10月23日 3時
