ドSカップル【うらたぬき】

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「……どーしてくれんの」



目の光を消して静かにそういうと、三人の背筋がすっと伸びた。おいわたるちょっと笑うなバレるだろーが。


「……ごめん！！」


坂田さんがバッと最初に謝った。いい子ですね好きです。


「……ごめんなさい」

「……すいません！」


それに合わせてしませんも謝った。


えーっと、割と修羅場の雰囲気になっちゃったな。

少し困ってわたると顔を見合わせる。……うん、同じこと考えているみたい。同時に声を合わせて、



『すいませんじゃなくてすみませんな！！！』



決めゼリフ。よし上手く決まった。


「……え、えっと、」

「あれだから。冗談っつーかドッキリだから」

「……なんやねんもーめっちゃ怖かったあああ」


センラさんが困ったように笑い、坂田さんがへなへなと座る。ああかわいい。


「じゃ、こっから出して」

「……はい今すぐ！！」


カチャリ、とカギが開く音が聞こえた。

……あれイチャイチャしないと出られない部屋はどうなった？？


ドアに歩いていくわたるの背中をじっと見つめる。


これだけで終わったらつまんないもんね！わたるへのダブルドッキリということで！

その背中に思いっきり飛びついた。


「っ、びっくりした、」

「Aちゃんだいたーん」

「……やるやん」

「ヒョオオオオオオオオオッッッッッ！！！！！」



わたるの小さな驚いた声としませんの巫山戯た声が坂田さんの叫び声にかき消される。なんでそんな興奮してんの坂田さんは。


「……だーいすき、」


ついでに耳元に口を寄せてそう呟く。そのままわたるを通り抜けて部屋から出た。

ところがいつまでたってもこっちにこない。あれ、と振り返ると何とも真っ赤な顔。


「お、もしかしてスタンプ貰えるやつ？？」

「……うるせぇわA」


家に帰ったら貰えました、やったね。



……あの後しまさかせんがどんな戒めを受けたかは、秘密で。





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お気に入り登録に、評価に、コメントにありがとうございます！

とてもとても嬉しみの嵐です！！

そこでなのですが、少し皆様にお願いが……




リクエストをください！！！




ただでさえ不定期更新なのに、ネタの源となっていた学校が休校してしまい、本当に何も出てこないのです！

どんなものでも構わないので、よろしければどうか……！

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