【文スト】森鴎外を攻略します。

首領28話 ページ29

森side



ザシュッ


異能力者「ぐぁぁあ！！！」



森「言え、今度は左耳を削ぐ」



異能力者「も、もう…かんべん……してくれ」



ザシュッ



異能力者「い"ｯあ"ぁぁあ！！！」




森「2度目はない…次は右目をくり抜く、いいね？」



異能力者「め、メモリースモーク！！

俺が使ったのはメモリースモークだ！｣



メモリースモーク？
全く聞いたことない

成程こいつが作った薬ってことか



森「それから？それにはどんな作用があるんだい」



異能力者「き、記憶を改造して悪夢を見させる！最も親しい奴らだけを登場させてあることないこと改造させて精神的に苦痛を与える！ゆ、夢の中でも攻撃されると痛覚が感じるようされてる！治す薬なら俺のポケットに入ってる！スモークが効いてる間は目を覚ます事はまずない！その薬を使えば見ていた夢はきれいさっぱり忘れる！」





森「…効いている間、だと？」



異能力者「そのスモークは2時間しか効かないようになっていてもし、その時間内に解毒液を飲ませないと悪夢に精神を乗っ取られて暴走する
どんな夢を見るかによって変わってくるがｯ…」



森「起きていたとしても、この解毒液は聞くのかい」




異能力者「も、勿論効く！！
だが起きているとなると飲ませるのは簡単じゃない！」



彼女が煙を浴びせられたのが午後の14時
今は…15時56分




…56分？
この地下から医療室まで約10分



森「まずいｯ！！」



異能力者「も、もういいだろう
ちゃんと、はいた！！」



森「嗚呼、もういい｣



異能力者「…はぁ」



森「…」



バタンッ


異能力者「…お、俺このまま？」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー



部下「あの異能力者はどうしますか？」



森「殺せ」



部下「承知しました」




一刻も早く急がねば

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