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突然空気が重くなった。




マ「何の用だって聞いてんだろ」


『マイキーに会いにきたんだよ〜?ここに居るって聞いたから』


マ「てめぇに会いに来られる理由なんてねーよ帰れ」


『んもー冷たいなぁ…』


「…」


マ「…A、ちょっとあっち行っててくんねーか」


「え?」


マ「こいつやる気だ」


『うふふっ』


「!」


マ「行け」


「でも…」


マ「いーから行け!三途!ココ!隠れてねーでA連れてけ!!」


春「なんでバレてんの!!!」


九「!…あの女いつの間に…」


『あらー皆さんお揃いでっ』


「え、ちょ…」




佐野くんにドンッと体を押され、
後ろに下がった私の腕を三途くんが掴んで来た。




「なんでここに居るの…」


春「うるせぇ行くぞ」


九「いーのかボス」


マ「早く行け」


『マーイキッ』


マ「…」


「佐野くん!」


マ「はぁ…」




三途くんがグイグイ私の腕を引っ張って来る。
もう片方の腕をココくんが掴んで2人に引っ張られる。




「何!何がしたいの!」


春「黙れ」


九「後で説明する」


「でも佐野くんがっ…」


春「ボスなら大丈夫だ」


九「あぁ」


「っ」




違う場所へと連れて行かれ、
佐野くんとあの女が見えなくなった。




「2人とも、私たちの後つけてたの…?」


春「だったらなに」


九「ごめんな」


「…」


春「でもあの女まで来るとは思わなかったな」


九「いっつもどっから湧いてくんだよ」


「あの人なんなの!なんで佐野くんのことっ」


春「ボスが言ってたろ。去年まで俺らの情報屋やってた女だ」


九「腕っ節もあって良い情報持ってるから雇ってたけど、あんまりにもボスに近すぎるから俺らが解雇した」


「っ!」


春「女ってほんとキメェ…スクラップにしてぇ」


九「三途といい勝負だったなよな」


春「はァ!?一緒にすんな!!」


「…」


九「ボスは社に手出されんの避けたんだ」


「じゃあ佐野くんはどうするの?佐野くんは女の子殴れないんだよ…?」


春「…」


九「それは分かってる。だからそれなりの対処すると思う」


「なにそれどういうこと…」




急に不快感と不安が押し寄せた。









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作者名:Sちゃん | 作成日時:2021年9月23日 23時

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