EPISODE7-52 救出プロセス！ ページ23
感心しているシルバー先輩の横で、グリムはある疑問を投げる。
「つーか、オメーはどうやってあの部屋に来たんだ？」
「夢の中で、虹色の不思議な光を放つ鳥を見たんだ。その鳥を追って夢を渡ったら……あの部屋にたどり着いた」
「“夢を渡る”って、どういうことですか？」
「俺のユニーク魔法『
「『夢の回廊』……」
確かに、あそこはまるで夢のように綺麗な場所だった。
それにしても、夢と夢のあいだを渡る魔法か……なら、彼が助けにきてくれたことも納得だ。
「えっ、他人の夢に入れる！？ウヒョー！すげえ魔法なんだゾ！ってことは、学園のセンセーたちの夢の中には入れれば次のテストの内容がわかったりするんじゃねーのか！？」
「そんな都合のいい夢ある？」
どちらかというの、あの先生たち個人の好みがてんこ盛りの夢になると思う。
「……説明が難しんだが、俺の魔法は相手の頭の中に入れるわけじゃなく…………その………夢というのは、なんというか……うまく言えないんだが、心中にある風景というか………………。
思い出や、願いが作り出すイマジネーションの世界、というか…………とにかく、そんな感じの世界だ。渡ってみないと、どんな夢を見ているかもわからない。だから、もし先生たちの夢に渡れたとしても、テストの出題傾向などはわからないと思う。
実は俺も、夢の特性や子のユニーク魔法のすべてを理解できているわけではないんだ。そもそも“夢”自体が、人それぞれで不確かなものだからな……。俺自身、目覚めてみると夢の中で起きた出来事を忘れていることも多い」
「なーんだ……あんま役にたたない魔法なんだゾ」
「その魔法で助けてもらっといて、なんて言い草なの」
「期待に沿えずすまない」
「いや、シルバー先輩が謝ることじゃないです！悪いのはこのバカなんで！」
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ブロッサム(プロフ) - 単純にルナ(月)＋ティア(涙)を合わせただけです！ (7月4日 21時) (
レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 以前から気になっていましたが、ルナティアの由来はなんですか？ (7月4日 21時) (レス) @page37 id: 2608239bf3 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - また誤字報告ありがとうございます (6月17日 18時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
ミア - あと、同じ27ページのグリムのセリフの最後の辺りが混雑してますが… (6月17日 18時) (レス) @page27 id: dde337a564 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - 誤字報告ありがとうございます (6月17日 18時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2023年6月7日 0時
