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第七十五話_双龍 ページ38

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太宰の云った通り、Aたちは今、偽物(ミミック)による襲撃を受けていた

だが芥川とAのお陰でマフィア側が追い込まれている事態にはなっていなかった


A「………」


芥川「……」


「貴君らがあの双黒と並ぶ実力を持っている双龍か」


二人は裏社会ではそう呼ばれるようになっていたが流石に"あの双黒と並ぶ実力を持っている"は語弊がある


A「………」


芥川「何者だ?」


ジイド「俺の名はジイド。偽物(ミミック)を束ねる者だ」


A「!(こいつが此の組織の長……)」


芥川「雑魚を何人倒そうとあの人は僕を認めぬ。手合わせ願おう」


A「!あくっ………」


芥川「貴様は其処で大人しくしてろ。手を出せば殺す」


A「………」


ジイド「一つ聞く、貴君の異能力は我らの魂を原罪から解放するに足る力か?」


芥川「試してみるか!!」


芥川は羅生門で攻撃するがジイドは攻撃が"みえているか"のように容易に彼の攻撃を避ける


ジイド「貴君では無いようだ」


芥川「チッ……」


先程より多く黒外套の刃をジイドに向けるが彼は一発も外すこと無く拳銃で凡て撃ち倒した


芥川「馬鹿なッ!此れは異能力か!?
貴様!!僕の動きが読めるとでもいうのか!?」


ジイドは其の言葉に答えることなく芥川と距離を詰める
其の速さに芥川は顔面に向けられた弾丸を異能で防ぐのが精一杯で
左手にある拳銃で片足を撃たれてしまった


痛みで座り込んでしまった芥川に拳銃を向けるジイド


ジイド「後、数年もあれば我々の望みを叶える異能力者になっていたかも知れぬが待てぬ」


芥川「殺せッ……敗残兵は去るのみ、貴様の望む敵になってやれず済まなかった」


ジイド「さらばだ……」




___「『羅生門!!主を守りなさい!!!』 」




芥川「!!」


A「ッ………」


初めて……そう、初めてだった
彼女が"自分の意思"で芥川の言葉に従わず、自身の異能力で彼の異能力を操作しジイドから助けた

第七十六話_相棒だから→←第七十四話_鞘のない刀剣



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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 太宰治 , 黒の時代   
作品ジャンル:アニメ
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みゆき(プロフ) - ショタ作さん» ありがとうございます!黒の時代の中で絶対に書きたかったお話の一つなので皆様の印象に強く残ってくれて嬉しいです😆😆 (1月8日 8時) (レス) id: 475a141bfc (このIDを非表示/違反報告)
ショタ作 - このお話めっちゃ大好きです!特にのどかさんと同じで私達が君の名前を呼ぶよって所が印象的でした。これからも頑張ってください。 (1月8日 1時) (レス) id: 916af5240f (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - 明日羽さん» 本当にすみません。またやらかしていましたか😭😭😭すぐに直させていただきます!! (2022年9月18日 22時) (レス) id: 475a141bfc (このIDを非表示/違反報告)
明日羽 - 「第八十四話_彼が友達だから」に主人公の名前がくるであろう場所につぼみという名前(?)があるんですが誤字じゃないですか?間違っていたらすみません<(_ _)> (2022年9月18日 21時) (レス) @page47 id: 60a89d6d9f (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - のどかさん» そう!そうなんです!実はこの黒の時代を読み終わった後にアニメのエンディングを聞いてもらうと4年後の里見ちゃんの心境が語られているようにしたかったんです!!二重の意味で泣かせにいく構想になっているんです!! (2022年8月7日 16時) (レス) id: 475a141bfc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みゆき | 作成日時:2021年1月30日 23時

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