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センラ38 ページ41

何とか企画書を完成させ、気分も軽くなっていた。




社内を出て直ぐ、センラさんに頭を下げる。




「今日はごちそうさまでした!
それでは失礼します!」




その場を去ろうとしたら、手首を掴まれて





セ「まって、送ってく。」


「いいですよ、もう暗いですし…」


セ「暗いから送ってくんやろアホ」





手を引かれ、私の駅まで歩く。





「最後の二文字無かったら
最高にかっこいいんですけどね」


セ「訂正するわ」


「センラさんめっちゃカッコいいです」


セ「やろ」


ーーーーーーーーーーーー


次の日、直した企画書を出すと



部「こんなので通ると思う?
考え直したら?」



受け取ってもらえなかった。



部「ちょっと来なさい。」





「はい…」




連れてこられたのは




「っ、部長…ここは…」


部「今丁度会議中だから、
ここしか空いてないんだよ。
何か問題でも?」



「いえ、」




ここはセンラさんに近寄るなって言われていた場所



一体何があるの…?





入って直ぐに壁に押し付けられる。





「きゃ!」





部「因みにここ、誰も通らないから。」




嘆いても喚いても聞こえないよ…?




鳥肌がゾワッと立つ。




部「…藤崎さんさぁ、やる気あるの?」



「あります…っ、やめて下さい…」




部「あんなの通るわけないだろ。
体で支払ってくれんなら、
…一から教えてやるけど?」




ワイシャツの第1ボタンに手がかかられた時、



セ「部長、それは聞き捨てなりませんねぇ…
その企画書手伝ったの俺ですよ?
長年やってるんで欠陥はないはずなんですけど。」


センラさんが入って来た。



部「…お前…」


セ「無駄に仕事やり直させたり、
距離が近かったり…今の状況も
立派なハラスメントですよ。」


部「…わかったよ、通せばいいんだろ。」



と言葉を吐き捨てて会議室を出て行った。




セ「ありがとうございます。


良かったな、藤崎さん。」




怖かったけどセンラさんを見たら




嘘みたいに平気になった。




一緒に戻り、デスクに着くと



好きが溢れてきて


この想いを伝えたくてしょうがない。


今日、仕事が終わったら


センラさんにちゃんとお礼と



『好き』って言おう。


ーーーーーー


定時で仕事を終え、



急いでセンラさんを追いかける。



「センラさん!」




セ「おぉ、藤崎さんお疲れ〜」



「今日は、ありがとうございました!
あの、私…センラさんが好きです!」

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乃々夏(プロフ) - AM5:00から、悶絶させていただきました!!!ありがとうございます(?)!!! (2020年10月27日 5時) (レス) id: e426f8e368 (このIDを非表示/違反報告)
ぬー@センラー - めっちゃ面白いです! (2019年9月23日 19時) (レス) id: 856e5af163 (このIDを非表示/違反報告)
心愛 - 更新楽しみに待ってますので戻ってきてください! (2019年1月23日 1時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
みずにょん@センラー - コメント失礼します!続きがとても気になります!更新頑張ってください(^o^) (2018年8月28日 20時) (レス) id: 5d6e490351 (このIDを非表示/違反報告)
Ruri*-志麻リス- - はじめまして!とっても面白くて宿題が進みませんでした笑 これからも頑張って下さい!! (2018年8月23日 23時) (レス) id: 8351ee7944 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:そらね | 作成日時:2018年7月14日 22時

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