ネクタイを緩めたら。【センラ】

センラ31 ページ32

天「そろそろ席替えしても
いい時間じゃないですか？」



部「んー、そうだな。
お前ら勝手にやっとけよ」



部長は私の手を握る。



え？




お前らに私は含まれてないってこと…？




天「じゃあ勝手にやりますね。」




と言って天宮くんは




私を掴んでいる部長の手を払って





私をどこかへ連れて行く。





ーーーーーーーーーーーー


「どこ行くの、天宮くんっ！」




天「あ、ごめんなさい…」




人気の少ない通路の死角で立ち止まる。



「いえ、むしろ
連れ出してくれてありがとうございます…」




天「いやいや、困ってたんで…お節介でしたよね」




「そんなことないです！でもすみません…
私の飲みかけなんて飲んで貰っちゃって…」






するとふらっとセンラさんが角を曲がってきた。






セ「あれ？2人ともここに居たん？」





天「お、折原さん！」




「センラさん…」




セ「天宮くん、なんか村井が呼んどったで？」




天「あ、ありがとうございます！
じゃあ…藤崎さん、またね。」




「はい、ありがとうござました…！」





手をひらひらさせて、天宮くんは去っていった。




「あ…私も戻りますね」



セ「待った。」





その時顔の目の前に手が伸びてきた。




壁ドン…？！




セ「天宮くんと随分仲良しやったみたいやな？


…あいつのこと好きなん？」

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