あのね。【usss】

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「え、なに？A知り合い！？」

「はぁ！？あんなイケメン知り合いなの！？紹介しろよー！！！」

「どういう関係なの！？！？」

『あ、あとでね！！！！』

「「「はぁ！？！？」」」


みんなからの殺意の視線を避けながら坂田の元に駆け寄る。


「お、A！久しぶり！」

『久しぶり！じゃないわ！！』

「あでっ！！」


頭に1発チョップを食らわすと「なにー！？このー！」と言って謎に攻撃を仕掛けてくる。


『痛いー！』

「お前もやってきたやろー！！」

『もー最悪！お前のせいですごいみんなから殺意向けられたんだけど！！』

「そんなん知らんわ！今日と明日はお前ん家に泊まらせてもらうかんな！」

『……は？ちょっとまってどういうこと。』

「急にくそ冷静やん。」


坂田渾身のツッコミを入れられた。
…………こんなやり取り久しぶり。


「まぁそのまんまの意味やで。泊まらせてもらうから！」

『え、だってお母さんは？』

「坂田だけで行ってこいって言われた。」

『えー久しぶりに会いたかったんだけどなぁ…』

「とりあえずお前ん家行こうぜ。」

『え、あ！ちょ待ってよ！！』


先に歩きだした坂田の後ろにくっついて歩いた。


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「てことでおじゃましまーす！」

『はいはい……まぁ今日は親いないから。』

「え、そうなん？」

『うん、旅行行ってる。』

「…寂しくないん？」

『坂田がいるし。』


あ、やばい。

言ってしまったと思ったときはもう遅い。
坂田の方を見ると顔を赤くして口元を押さえていた。

坂田が赤くなっているのを見て私もつられて赤くなる。


『な、なんなの！…とりあえずあがって……』

「お、おじゃまします……」


2人が玄関で顔を赤くするという謎の絵図が生まれた。









sideSA


いや今のはかわいすぎる。
なんや今の。

【坂田がいるし。】

やって！！！！ちょっと僕の好きな人かわいすぎやない！？！？！？


僕はAが好き。
幼馴染じゃなくて恋人になりたい。
Aかわいいし彼氏もいるかもしれない。

でも僕はそれでもAのことが好き。

伝えるよ。


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