1話 ページ2
坂田side
「っ…みんなごめんな!今日はおしまい、またなッ!!」ブツッ
そう言い俺は急いで配信を終わらせ、入ってきたAに話しかけた
「お前どうやって俺ん家入ったん…?てかいつ来たん…」
と聞くとAは笑顔でこたえた。
「え?合鍵くれたん悠くんでしょ?来たのは今さっきだけど…」
なんて言うAの頭上には大量のハテナマークが浮かんでいる。
「俺、今配信中だったのに…みんなに彼女だと思われたらどうするん?」
「…配信中ってなに、」
先ほどまでの笑顔が消え、スッと真剣な表情になるA。
「…俺な、歌い手っていうネット活動してて、それで女性のリスナーさんが多いんよ」
「…誤解される、ってこと?」
「そう。だからどうするん?って聞いてんやけど」
「別に、誤解されてもいいじゃん、後で謝れば…」
なんて軽くいい放つAに俺は少し苛立ちを覚えた。
炎上してしまうと取り返しがつかないことになる。ここぞとばかりにアンチがわき、リスナーからは批難の声を受ける。女性関連のことであれば特に、だ。
「あのなぁ、そんな簡単なもんじゃなくて…」
「歌い手って沢山いるでしょ?有名じゃないなら大事にはならないよ…?」
少し早口で言うAは心なしか焦って見える
「…いや、自分で言うんはあれやけど…人気あると思う……」
そういうと段々とAの顔から血の気が引いていく。
「…てことは、叩かれちゃうの?悠くん…」
先程からAの言葉に違和感を感じるのはなんでなんやろ。
542人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆきた。 - ちょこさん» すみません、今戻ってきました…長らくお待たせしてごめんなさい。読んでいただけると嬉しいです! (2020年3月8日 18時) (レス) id: 4bf5390e1f (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - 戻ってくるのを待ってます!(´;ω;`) (2019年12月26日 22時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきた。 - ゆきかさん» すごく好み…!嬉しいです!!お名前に親近感がわきますね( 更新頑張りますね!! (2019年9月21日 18時) (レス) id: 4bf5390e1f (このIDを非表示/違反報告)
ゆきか - 初コメ失礼します!すごく好みの作品で楽しく見させていただいています!続き待ってます! (2019年9月21日 13時) (レス) id: f42ad21887 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきた。 - ことみさん うぉおおお…ありがとうございます(´;ω;`)うらたさん了解です、全然遅くないですぞい( (2019年8月1日 17時) (レス) id: 4bf5390e1f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆきた。 | 作成日時:2019年5月14日 14時