練習試合前日 ページ37
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翌日。噂の因縁の相手のネコとの練習試合の前日となった今日だったが、厳しいレシーブ練習は相変わらずだった。
スタメンが決まっているレギュラーの六人(現在は日向に変わり後衛センターに西谷)を向こう側にして、こちら側から菅原先輩のあげたトスを打つといったものだ。
向こうからスパイクを打ってくる時にはこちら側もブロックとレシーブに構え…と、両チームともなかなか実践的な練習である。人数ギリギリだが。
烏養「足足！！東峰足止まってんぞ！！」
東峰「ハイッ！！」
コートの外からは烏養コーチの指導が入る。その声量はいつの日か店の前で大声で騒いでいた時に飛んできた怒号と似たようなもので、その度にみんな肩を跳ねさせている。僕も例外じゃない。
ネットの向こうで動くボールに神経をすませながら、影山の目の前に張り付いて次のモーションを待った。
何度も言っているが、影山のトスは日向に限らず早い。リードブロックなら届かないこともないけど、それで一人時間差とか使われたらもう止めようがない。日向との変人速攻は反応すら難しいし…。
だからある程度予測して飛ぶことが重要だ。…て言いたいけど、影山は隙がなさすぎる。視線すらブレないからどこへ上げるのか全くわからない。
反射神経が特別優れているわけでもなく、特別背が高いというわけでもない僕は正直ブロッカー向いてない。己の指先に一切かすらなかった田中のスパイクを見て、内心そんなことをボヤいた。
菅原「いっ…！？」
しかしどうやら、隣で飛んでいた菅原先輩の手には当たったらしい。一瞬なんだか嫌な音が聞こえ気になれば、先輩はさらに小さくうめき声を上げた。
しかしそんなことにいちいち気を取られている時間もなく、先輩が真上に弾いてしまったボールは今まさに落ちようとしているところだった。
振り返り際に目視でそれを確認する。運悪く絶妙に勢いが殺されたボールはなかなか距離が伸びず、周りでフォロー出来る人は近くにいない。
それを瞬時に理解した僕は、倒れながら片手でボールを上げた。
烏養「天野いちいち倒れるな！！」
貴「ハイ…！！」
仕方ないでしょ反応できただけ偉い方なんだけど、といつもなら内心毒づいていたが、今はプレー中。反論もまともに浮かんできやしない。
運良く真上に上がったボール。セッターの邪魔にならないよう、すぐにその場を動いた。
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雨智よゐ(プロフ) - たまごのこのこさん» わ！！確認遅れて申し訳ありません…！！支援絵ですか！！？ありがとうございます！！！(開いた瞬間の大迫力の「好き」に思わず笑ってしまった) (2022年8月13日 12時) (
レス) id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
たまごのこのこ(プロフ) - http://uranai.nosv.org/uploader/common/d/e/a/dea2858fab2cad5e4e674356809de6f7.png描いたのですが、これで見れるのか分かりません…大丈夫ですかね (2022年8月12日 23時) (レス) id: 96153f3877 (このIDを非表示/違反報告)
はる - 雨智よゐさん» ﾎｧｯﾊｧｯｯｯｯｳﾚｼｲﾃﾞｽﾞｯ…了解いたしました‼(ハァト)(ネットリ) (2022年8月12日 0時) (レス) @page49 id: 1f05e382be (このIDを非表示/違反報告)
雨智よゐ(プロフ) - はるさん» はる様の描く天野が大好きですので…強いて言えば、はる様が2枚目に送ってくださったポケットに手を突っ込んでいるあの構図が大好きです！！完成待ってます(ハアト) (2022年8月12日 0時) (レス) id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
はる - 雨智よゐさん» アッ雨智ｻﾝｯ…雨智さんの天野くんイメ画にしますか！それとも他の読者様の絵でこの人のがいいとかってありますかね！(( ͡° ͜ʖ ͡°)ｶｻｶｻ (2022年8月12日 0時) (レス) id: 1f05e382be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨智よゐ
| 作成日時：2022年6月16日 0時
