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「A、最近どうしとるん?」
さっき、家に彼の歌い手友達の人達が来たんだ
うらたん、志麻くん、さかたん、センラさん
『まあ、ぼちぼち…かな…』
「聴いたで。Aが歌上げとったの」
そっか。聴いてたんだ
『ちょっとAに提案あるんだけどさ、
俺らのライブにでてみないか?』
「え…、ちょ、ら、ライブ?なんで??」
「お前、けっこう有名なわけだし。」
『でも…』
「ええやん!!Aと一緒歌いたいのあるで!」
『ライブとか、やったことない。』
「そこらへんは、な?」
「僕たちがサポートしますよ!」
前は、夢だったんだ。
自分の歌を色んな人と一緒にリスナーさん達と楽しむ。
彼と一緒になって、それからは
彼と一緒に歌うことが夢になった。
『一緒にライブやったら楽しそうだな』
彼が前に言った言葉が頭に浮かぶ。
『考えとく。』と4人には返事をした。
正直、まだ彼がいなくなったことが落ち着いてない。
「ゆっくりでいいから。」
うらたんがそう言って4人が家をでていった。
.
「なあ、A…」
志麻くん?
「あいつのこと、まだ、その…苦しい時期だと思うんやけど…
Aには俺らがおるで。いつでも頼ってな』
志麻くん…
ありがとう。わかってるよ。みんながいてくれてること。
言葉が喉まできてるのに
なぜ声が出ない。もし出したら、
ほら、涙が出てくる。
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作者名:緋色 | 作成日時:2019年1月6日 1時