?「二十八話目。」 ページ37
香織side
また彼等が騒ぐ。
烏野の人達は特にね。
武「理由は、何ですか。」
………惚ける心算?
善いや、自分でも判ってるだろうし。
香「理由は貴方が異能力者だからだ。」
そう、彼は異能力者。
超常的現象を引き起こす能力を所持する人間。
そして彼は今も尚、異能を発動している。
香「貴方の異能は、記憶を読み取った人物の姿、声、性格を自分に投影する能力。」
要するに、目の前の彼は本物の武田一鉄ではない。
模倣された武田一鉄だ。
香「もう一つ、貴方が治を避けていたから。」
武「僕は避け香「ていない、理由が無いじゃないですか。
その調子です才能あるんじゃないですか?」っ………。」
香「次に私はこう云う。異能で姿を変えている人間が、治に触れるとどうなる?」
武「それは異能が解かれて………。」
香「何で貴方が知っているの?」
武「………。」
香「探偵社の異能は、このバレー部で私しか知らない。なのに何故貴方が知っている。」
そして彼はこう云う。
「仮に僕が犯人だったとしても、理由も無いし、毒なんか作れない。」と。
武「仮に僕が犯人だったとしても、理由も無いですし、僕は毒など作れません。」
香「理由ならある。貴方が緒花グループの者だから。」
緒花グループの事は、正直判らない。
だが、大方理由は予想出来た。
毒を混ぜたのも彼。
あのグループには凡るものを透明化させる異能者が居る。
その人に手伝わせたんだろう。
だが弱点は、カメラには姿が映ってしまう事。
メカニズムは知らないが、カメラにだけ姿が映ってしまう。
だから関係者の武田監督を装って、蛇口に毒を仕掛けた。
香「そして、毒は貴方が作った物ではない。
ポートマフィアで製造され、緒花グループに取引された物だ。」
此処まで証拠が揃っていれば、そろそろ反撃してくる筈。
すると、後頭部に何かが突き付けられた。
?「流石は武装探偵社………お見事だね。」
武?「そうだな、ポートマフィアに繋がりがあったのも驚きだが。」
香「………脅した所で無駄だけど。」
?「これは脅しじゃない。宣戦布告だよ。」
………成る程。
私の脳奬を散らせて、宣戦布告か。
面白い。
香「やってみる?」
異能力___『神様のボート』
香「私の大切な人達を傷付けた代償、払ってもらおうか。」
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櫻夢(プロフ) - サクラさん» ヒェェェエ、有難うございます!!ご期待に添えるよう、頑張らせて頂きます! (2019年5月12日 15時) (レス) id: 1ae4b15f99 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - サクラ、この小説好き!!だから、頑張って!! (2019年5月12日 9時) (レス) id: 8f4ae8bf9f (このIDを非表示/違反報告)
櫻夢(プロフ) - 夢華さん» 頑張ります! (2019年5月9日 18時) (レス) id: 1ae4b15f99 (このIDを非表示/違反報告)
夢華 - 更新、頑張ってください! (2019年5月9日 18時) (レス) id: 2a7a626782 (このIDを非表示/違反報告)
櫻夢(プロフ) - 夢華さん» じょっ上位!?有難うございます!!更新頑張ります!! (2019年5月9日 18時) (レス) id: 1ae4b15f99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:櫻夢 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Ymamihaa131/
作成日時:2019年3月28日 12時