母親の再婚相手の子供が超人気歌い手だった件について(utit)

よん ページ5

そ「お風呂入って良いですよ。」

『あ、はい。』

そらるさんと暮らしはじめて一週間がたった。

そらるさんが家賃やら電気代やらを払ってくれる代わりに僕は食費とご飯を作っている。

その他は分担だがそらるさんの方が忙しいから大体僕がやっている。

最近、あまり眠れてない。

新しい環境に慣れないのもあるが、第一は知り合ってまもない男の人と暮らしているからだろう。

『出ました。先にすみません。』

そ「いえ、じゃあ入ってきますね。」

兄弟の実感がわかない。

やはり他人に思えてしまう。

いろいろ考え事をしながらコップを取り出し、水を飲んだ。

その瞬間、形容しがたい感覚に陥った。

これは水か？

なぜかとてもまずい。

あの、








生温い









生臭い









白い液体によく似ている。

『っ、げほっ、ごほっ』

コップが地面に落ち、割れる。

その場にしゃがみ込む。

視界が曲がって平衡感覚がなくなってきた。

遠くでそらるさんの声が響いている。

右肩に触られた感触。

ｿﾞﾜｯ

『やめてっ‼‼』

私はそらるさんの手を払った。

そのまま自室に駆け込み、扉を閉め、そのまま蹲み込んだ。

ごめんなさい、そらるさん。

ご→←さん

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