母親の再婚相手の子供が超人気歌い手だった件について(utit)

じゅー ページ12

まふまふside

ま「あの、そらるさん......？」

そらるさんが珍しく怒った。

普段怒るとしても感情的ににならないで静かに怒る。

さっきの目の冷酷さは普段とは比にならない。

相方の僕でさえこんなに怒っているそらるさんは初めて見た。

無意識に震える。何か重大なことをしでかしてしまったのか......。

そらるさんはふぅ、と一息つくと静かに言った。

その目はいつものそらるさんだった。

そ「ふってんはね、大きい音が少し怖いんだ。」

ま「大きい音、ですか？」

そ「昔色々あってね、敏感になってるんだ。」

そうだったんだ......

じゃあ、きっとふってん様は僕の大声と立ち上がった時の音にびっくりしたんだ......。

そ「まふ？」

ま「ご、ごめんな、さい......！」

視界が滲む。

罪悪感と後悔で。

そ「仕方ないよ。俺だってふってんからカミングアウトされた時まふと同じような反応だったし。」

そらるさんは微笑みながら「謝れば平気だよ」と言い、部屋の前まで案内してくれた。

僕は深呼吸をして、ｺﾝｺﾝｺﾝｯとノックした。




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話の内容考えてたら色々おかしいところがあり直しました。
・設定の変更
・【はち】の内容の変更

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