7章 激昴 ページ32
『ん……』
目を開けると、知らない天井が見えた
ゆっくりと少し痺れの残る体を起こすと高級感のある家具が目に入る
起きているのも辛いので、ぽすりと柔らかいスプリングのベッドに再び体を預けた
……ここはあの人の家なのかな
なんかこう…気を失う前に香った柔軟剤の匂いが少しするし……
『凄くいい匂いがするぅ……』
枕に顔を埋めてその香りをスンスンと匂った
私……凄い今変態かもしれない←
「お前……人の枕の匂い嗅ぐの止めろよ…」
「なんか恥ずいわ！」と言いながら近づいて来たのは、
以前米国で軟派から助けてもらった小柄な橙色の髪の彼だった
『中原中也さん……でしたよね？』
「嗚呼そうだよ……久し振りだな」
その後暫くはお水を貰ったりして、ゆっくりとあの時の事情説明をした
彼はどうやら休みを使ってわざわざ店を訪れてくれたらしい
１時からの予約の"中原様"はこの人だったのか……
「にしても……お前異能力者だったのか……しかも精神操作系」
『私だって驚いてますよ……貴方も異能力者だったんですね』
あの後どうなったのか訪ねた所、彼の異能【汚れっちまった悲しみに】の重力操作によって、
本人曰く「死なない程度に巨漢の男を潰して軍警に通報した」らしい
そして、中原さんは軍警に見つかると不味いので序に私も連れてきて今に至る、という訳だ
貴方一体なんの仕事してるんですか……！？
死なない程度に潰すとは一体……？
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錐 - みたらし団子をお手洗い団子と読んでしまった・・・ｗｗ (2018年3月28日 14時) (
レス) id: 42d712d7a6 (このIDを非表示/違反報告)
硝子玉。(プロフ) - めろんぱんさん» なるほど。 (2018年3月21日 0時) (レス) id: ec7a4f0ce9 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - 硝子玉。さん» ご意見ありがとうございます！たしかに夢は浅い眠りの時ですが、夢主の異能で眠らせると"深い眠りかつ夢を見る"という設定ですので、異能力だからだと思って頂けるとありがたいです…… (2018年3月19日 17時) (レス) id: 190690f0c1 (このIDを非表示/違反報告)
硝子玉。(プロフ) - 夢を見るのは浅い眠りの時ですよ。 (2018年3月19日 16時) (レス) id: ec7a4f0ce9 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - りんずさん» ありがとうございます！ (2018年3月18日 21時) (レス) id: 190690f0c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めろんぱん | 作成日時：2018年3月12日 19時
