25 ページ25
、
2人はナミに泣きついた
「やれやれ」とアズールが呆れてしまっている
ナミはもう一度2人を大事に抱きしめると、お土産をポケットから出した
「なにこれ？」
2人はそれを見て、びっくりした
「オレらの目の色のイヤリングじゃん」
フロイドは目をキラキラと輝かせると、すぐに袋を破き、そのアクセサリーを耳につけた
ナミから貰えた嬉しさが、開封の速さに表れている
「どう？似合う？ナミが選んでくれたものだから、どれよりも似合うと思うけど」
フロイドはナミから「似合っている」という言葉が聞きたくて、コロコロと表情を変える
ナミが頷けば、ものすっごく笑顔になった
「ありがとうナミ」
フロイドはナミのほっぺにキスを施した
その反対にジェイドはまだ固まっている
「私にこれを…？」
ジェイドはドギマギしながらそれを耳につけた
「貴女の物になった気分です。ありがとうナミ」
ジェイドは微笑んだ
「ジェイド、それ、どういう意味ですか？」とジト目になって聞くアズールを、ジェイドは笑顔で跳ね返す
それからフロイドに「お土産話、聞かせて？」とお願いされたので、ナミはいろんなことを表情で話した
「何言ってるかほぼわからないけど…でも…ナミが楽しそうに話すんだから、きっと楽しかったんだろうな」
フロイドはナミが楽しいならそれでいい、と彼女のことを想って笑った
「ええ、そうですね。ナミが幸せそうなら安心です」
ジェイドは兄のような目線でナミに見つめた
、
、
「それで、その新しい友達とは？」
、
2人の顔に影がかかった瞬間だった
、
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 156人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：真灯 | 作成日時：2022年11月27日 10時
