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「 アズール、物事には順序。というものがあるんですよ」
「 ちげーよジェイド、ナマズちゃん馬鹿だから先に行動で示しとけって俺が言ったんだって」
「 おや？ ではあの提案はアズールが自らしたのではなく、フロイドからの案と。だから随分と噛み合わないわけですね」
どうとでも言えばいいでしょう。君たち二人だって、彼女に餌付けをしているだけで持て余している癖に。
彼女をベッドに寝かせた後、部屋に戻ればジェイドとフロイドの二人が揃って僕を待ち構えていた。 彼女が今日捕まっていた事、なんらかの原因で噛み跡があったこと。全てを話した上で冒頭に戻る。
「 Aさんのような食べること以外に執着のない方は言葉の方が伝わると思いますが、フロイドの考えではそうではないと？｣
「 アズール、口を開けば小言ばっかで言葉になんかしてもぜってー伝わんねーじゃん。 アズールがナマズちゃん好きなことなんて見てたらわかる話なのに」
「 悪かったですね、口を開けば小言ばかりで。そもそもあの凶暴なワニが｣
「 はい、ソレ。 アズールソレだって」
指を刺されたアズールは小首を傾げた
「ソレ」とは一体なんのことか
「 ナマズちゃんが自由奔放なのもすっげー飯食うのも昔からのことじゃん。今更すぎるんだって｣
「 確かに。学園に来てからはアズールよりも僕達の方に懐いてくれていますしね、彼女」
甘やかすだけ甘やかして放置しているから、ラウンジの厨房冷蔵庫の中がスッカラカンにされたりするんですよ。大赤字所じゃありません！
第一、共同生活している以上最低限のルールを守るのは何処へ行っても同じでしょう。
「 サバナクローのヤツらに先越されたかもって思って後付けすんのは予想外だった。アズールのくせに｣
「 そのことに関しては僕の勝ちですね、フロイド」
「 ……はあ？ 勝ち？」
チェッ、と舌打ちするフロイドがジェイドに何かを手渡した。アズールの頭の中はハテナで満たされる。この双子は何を賭けていたと？
確かにジェイドの言う通り順序を考えずに行動した結果、今物凄く虚しい気持ちになっているのは事実。
傷を治すだけで十分だった筈だ。それでも行動に出てしまったのは悲しい動物の性なのか。
「 ……アズール」
「 なんですか」
「 ナマズちゃんの項ってみんな齧り付きたくなるほど美味そーなの？俺も」
「 ダメに決まってるでしょう」
冗談か本気か分からないのはやめて頂きたい。
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愛(プロフ) - 蒼井とーるさん» はじめまして、コメントありがとうございます！夢主イラスト可愛いと言って頂けて嬉しいです( *´꒳`*)ゆっくりではありますが更新頑張ります！ありがとうございます！ (2021年12月1日 18時) (
レス) id: 1c0863e534 (このIDを非表示/違反報告)
蒼井とーる(プロフ) - 夢主イラスト、とてもかわよくて推せます！性格も最高に面白くて大好きです！頑張ってください！ (2021年12月1日 4時) (レス) @page5 id: f4c569577f (このIDを非表示/違反報告)
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