異世界に誘拐されたうえに何故か溺愛されちゃってます！？！？【文豪ストレイドッグス】【フョードル・ドストエフスキー】

誘拐されました！？5 ページ7

貴女said

『ん……………、あれ、私…………』

確かドス君の見送りをするまで起きてようって思って頑張ってた筈だけど………

『結局、寝ちゃったのか………』

もう、帰っちゃったよね？
そう思いながら辺りを見渡し、そしてそこで漸く異変に気がつく

『ここ、どこ………？』

そう、全く知らない場所だったのだ

『どう言うこと………？』

私、確かに自分の家のリビングで寝たよね？なのに、何でこんな知らない部屋にいるの？
しかも、逃走防止のためかこの部屋には窓も扉もなかった

『え、扉がないって、私どうやってこの部屋に………』

もう、何もかもわからなかった

「やっと、目が覚めましたか」

私が混乱していれば何もない場所から突然、ここ数ヶ月のうちに聞きなれた声が聞こえてきた

『！ドス君ここ……………え？』

私は声の聞こえてきた方に視線を向け、どういう状況かを訪ねようとしたがそれはできなかった

『(ニコライ・ゴーゴリ！？何でここに………)』

ゴーゴリ「それじゃあドス君、出るときは連絡してね！！」

そういい残して彼は消えていった

『あの、ドス君………』

ドス「何がなんだかわかってない、そんな顔してますね、とても可愛らしい」

ドス君はこちらに少しずつ近寄ってくる

ドス「そんなに怖がらないでください、さすがに傷つきます」

ドス君が私のいるベッドの横まで来る、そうすれば自然と彼を見上げる状態になる

ドス「色々と説明しなくてはならないのですがそれらを全て後回しにしてまずこれだけ言わせてください」

次に来る言葉に身構える、だって、何を言われるのかが全く想像がつかないのだ

ドス「僕のものになってください」

『……………は？』

思わず、そんな声が溢れてしまった
いや、だってそうでしょ、ねぇ？
とりあえず、ドス君のこの一言は私を余計に混乱の中に引きずり込んだのだった

誘拐されました！？6→←誘拐されました！？4

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す