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「...ナナミン...もし結晶が扱えるなら...」
七海「葬儀の前に一度試すつもりです。もし成功したら、酒を飲みながら騒ぐって事になっています。私はその前に仕事に行かせてもらいますが...」
「行かないで。...お願い...私の目の前で酒を飲んで。たくさん飲んで、吐いて、馬鹿みたいな話をして...どうか生きてるってことを実感させて。」
依存
「行かないで...お願い...」
束縛
「隣にいてよ...」
ここまで条件が揃う病みは全く見かけない。...だからといって、彼女を捨てるという理由は何処にもない。
「お兄ちゃんがいない...何処にもいない...何も...何も見えない...ナナミンの姿が...」
七海「ここにいます。」
「嘘...暗いよ...」
七海「いつか見えるようになります。大丈夫...彼が生き返れば、その時に...」
...一刻も早く、椚ヶ丘にいる彼らに会わせなければ。
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作者名:琲世 | 作成日時:2021年1月18日 19時