決意 ページ21
安定side
主から借りたでぃーぶいでぃーってやつを一気見した
安定「・・・僕も、修行に行きたい」
和泉守「安定の連度なら行けるんじゃねぇか？」
堀川「また春が凹みそうだけど」
安定「もっと強くなりたい。もう、春に子供扱いされるのはヤダ」
堀川「でも、いつまでたっても、春はずっと子供扱いすると思いますよ。僕だって、たまにされるぐらいなんですから」
安定「・・・ちょっとは、頼りになるとこ見せたいんだよ。だって、先輩だから」
僕の方が、先輩だった
沖田くんと長く一緒にいたし、戦場に出た回数も上だと思ってた
でも、本当は春の方が強くて、ここに来てからも、守られてばかりだった
今度は、僕が春を守りたい
追い付きたい。春に
あの、大きな背中に
"兄"の背中に
長曽祢「ふっ。そうだったな。お前たちは、いつも春に先輩風を吹かせていたな」
安定「だって、春は後輩だし」
和泉守「でも、兄でもあったよな。お前たちの」
安定「・・・否定はしない。でも、いつか絶対に春に子供じゃないって認めてもらうんだ」
堀川「じゃあ、それが僕たちの目標ですね」
長曽祢「俺たちの？」
堀川「だって、春、僕たちみんなを子供扱いしてるじゃないですか。だったら、僕たちが強くなって子供じゃないって認めてもらいましょう。今度は、守るばかりじゃなくて、並んで戦えるんだって。僕たちは、春の背中を見てきたわけじゃないですか。その背中に追い付きましょう。みんなで。幸い、修行に出るにしても、みんな連度は足りてますし」
安定「確かに。・・・でも、誰から行く？」
修行は、同時に出ることは出来ない
全員「・・・」
長曽祢「安定で良いんじゃないか？はやく、加州と並んで戦いたいだろう？」
安定「うん。それはそうだけど・・・」
堀川たちの様子を伺う
和泉守「行きたいなら、行けばいいんじゃねぇのか？」
堀川「うん。僕は兼さんの後で大丈夫！」
長曽祢「新撰組で次に修行に行くのは、安定で決まりだな」
安定「みんな、ありがとう！」
和泉守「その代わり、強くなって帰ってこいよ」
安定「当たり前でしょ」
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作者名：兼さんの耳飾り | 作者ホームページ：http://yuzunoki
作成日時：2023年10月23日 16時
