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12 ○○Side ページ13
太宰「可笑しいなぁ。今頃とっくに中也とAちゃんは懇ろになっていたと思っていたのに。」
中也が走ってタクシーに乗り込む瞬間を視線の先に捉えながら、そんな事を考えていた。
マフィアにいた頃は懇ろなんて恋なんて愛なんてましてや相棒の恋愛事情なんて考えたこともなかった。
Aには沢山の感情をぶつけられ、また教えられたが。
国木田「おい太宰。サボるんじゃない。」
太宰「分かってるよ潜入に集中してるってば」
Aちゃんも大人の女性になっちゃったなあ、と再度沸き上がってきた、昔の自分がAに抱いていた名前のある感情にまた改めて頑丈に蓋をし直した。
太宰「恋、という名前の感情もあの時教えて貰えたらよかったよ」
まあ全ての感情を知識としては完璧に知っていたのだけれど。と太宰は呟いて、これからの相棒と想い人に思いを馳せた。
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作者名:テオ | 作成日時:2017年9月6日 20時