ぶりっ子は実は歌い手でした。【歌い手】

カップル(仮)では無い！ ページ30

you side

あの後、そらるさんとは会話出来るぐらいまでの仲になった(？)
でも、私は緊張しすぎて殆ど何言ってるのかよく分からなかったと思う。

「人生ゲームしよー」

まふくんの一言で、人生ゲームをしようということになった。

私は、運がほんっとに悪い方なので人生ゲームはいつも最下位だった。
なので断ろうと思ったけど

「すーらちゃんもしよ『はい！！』

そらるさんが可愛かったので即答した。
でも、今は後悔している。

「やったー、僕あがりー」

「え、早くない？俺あと6マスw」

『…』

私は最下位だった。
いつもの事だから！！慣れてるんだけど！！
やっぱ悲しい！！

「すーら、頑張れ…！！」

『…おわんないよぉぉぉ！！まふくん助けてぇぇぇ！！』

「あはは…」

苦笑いやめてよ…イケメンだけど…。
なんで私こんな運悪いの…。

『あ、私の番…』

私は慎重にルーレットを回して、出た数は…

『…4』

終わんない……。

トッと私がマスを進んで止まったマスは

『…右隣の人に頭を撫であう。6,000円貰う…。』

え、右隣まふくんなんだけど。
ていうか今までこんなやつ出てきた！？

「え、僕…。」

『まふくんごめん！！』

私はそう言うとまふくんの頭を撫でた。

『わお、サラサラトゥルントゥルン…』

「日本語喋って？…僕も撫でちゃうからね。」

まふくんは優しく私の頭に手を置いて撫でてくれた。

「すーらって髪の毛柔らかいねー。サラサラだし…。」

『そう？…くすぐったい』

「あは、僕も」

2人で頭を撫であってると、そらるさんが口を開いた。

「ねぇ、なんで俺がカップル(仮)のイチャイチャを見とかなきゃいけないの？」

『いや、カップル(仮)じゃないですって！！』

「そらるさん！今日どうしたんですか！？」

そらるさんは何故私たちをカップル(仮)と思うの！？

学校…学校…→←人見知りモード突入…

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