ぶりっ子は実は歌い手でした。【歌い手】

君は君なのか！？（？） ページ11

you side

んん？うらたさん？？

あ、さっきマネージャーさんがここにうらたさん来るって言ってたような……。

え、待ってマスク付けてない。
オワタ

「えっ、小原さん？」

『あ、いや、えと』

ほらなやっぱりバレただろうわぁぁぁぁ！！
これからの学校生活おわったぁぁぁ！

「やっぱ！小原さんだ！俺浦田だよ！」

『や、はい、えと…。』

「実は俺も歌い手でさ！よろしくね、小原さん！」

なんか罪悪感が…。

『あ、はい、よろしくお願いします…』

「wやっぱすーらは小原さんだったんだ。目元とか、声とか似てるし。今はカラコンつけてんの？」

『…はい。』

もう認めるしかないか……。
なんかごめんね、浦田くん！！

「今日ってスペシャルゲスト来るじゃん。」

『う、うん。』

「あれ、俺の友達の天月っていう人なんだ。知ってる？」

『あ、うん！私天月さんの動画よく見てて…。』

「ふーん。じゃあ、俺の動画は見てる？」

『えっと、み、見てる。』

嘘、あんま見てないです。
浦田くんが、うらたさんだったらなんか気まずい(？)し。

「楽しみだねー、握手会。」

『うん。』

「あ、それと俺が歌い手活動してるのは、皆には秘密ね。俺も小原さんのこと黙っておく。」

『分かった。約束してね。』

「もちろん！ふたりの秘密ね！」


ふたりの秘密、か。


どこかで、聞いたことあるような。

握手会まであともう少し！→←握手会本番前！

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