車内 ページ19
狗巻side ※『』は書き字です
「あの変態教師。」
Aはまださっきのことを怒ってるみたいだ。
僕もあんな至近距離な2人を見て内心ちょっと腹ただしかった。
「このもやもやを早く呪霊にぶつけたい」
わなわなしてるAは怖かった笑
狗巻「ツナツナ」
「ん?あー!なにこれ可愛い!」
狗巻「すじこー!」
僕は持ってきてたこれ、名前なんて言うんだろ。
これこれ、あのー…
お絵描きボード。砂鉄の。小さいヤツ。
それにスラスラ〜と文字を書いていく。
『寝不足だからイライラしてるんじゃない?』
「ねっ寝不足だけど、イライラはしてませんよ〜!」
『夜中のあれどういうつもり?』
「ギクッ」
『何で通話かけてきたの?』
「それわー…。楽しかったんで。先輩とのトーク。
何か無性に先輩と繋がりたかったんですよ…。
だめでした?」
狗巻「…。」
はい死亡。何か今心臓がぎゅんって吹っ飛びそうになった。
狗巻『いいよ』
「狗巻先輩の呪言ってホントすごいですよねー!
眠れない時私に【寝れ】とか怒ってくれません?笑」
狗巻『永眠しちゃったらどうするの。笑』
「うっ、それは嫌だ…。でも、どんな感情でも思い通りじゃないですかーー!」
Aは興奮気味に言っていた。
2人でそんなやり取りをお絵描きボードを通してやっていた。
五条「ついたよーん!降りて〜」
「狗巻先輩どうしたの?降りますよ?」
狗巻「しゃけ!」
最後の僕が降り、虎杖達と先に歩んで行ったAの後ろ姿を少し見ていた。
運転席の伊地知さんにも聞こえないような声で僕は…
「“好きになってよ”」
誰にも聞こえない独り言。
...
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作者名:みぃ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/JannethBas1/
作成日時:2020年11月22日 3時