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続き2 ページ27

「はぁ‥‥」

Aを見送った後、くたりとお隣が地面に跪き、深いため息を漏らす。

「Aちゃん騙しているみたいで、心苦しいわぁ‥‥」

 行く時の心配そうなAの顔がお隣の脳裏に浮かぶ。実は、お隣はAが温泉旅行に誘われることを知っていたのだ。


_____「お隣、お前に相談があるんだけどよ‥‥」

 それは一週間前の事だった。隣の家のAが留守の時に突然自分の家に来た宇髄がお隣にそう言った。
 お隣は宇髄とほぼ話したことがなく、目を丸くした。


「貴方はAちゃんの‥‥お友だちさん?
ど、どうしたのぉ?」

「実はその‥Aのこと何だが‥‥」


 どこか言いづらそうに告げる宇髄にお隣は心配そうに話を聞く。

 Aちゃんと喧嘩したとか、そういうことじゃなければいいこけどぉ。と思うお隣だがそういうことでは全くなかった。


「休みの日にAちゃんと過ごしたい?」


 そう、本当にどえりゃあくだらないことだった。

だがお隣は真剣な顔で宇髄の話を聞く。



「あ、ああ。いや、別に、Aの事が好きなわけじゃねぇんだけどよ‥‥アイツいっつも俺を明確に、的確に、時には顔面におはぎ投げやがるから、その‥‥‥偶には俺といて、楽しかったって思ってほしいんだわ」



「なるほど‥‥分かったわぁ!
 休みの日‥‥‥なら、温泉旅館とかでゆっくり過ごすのもいいかも知れないわぁ。

 Aちゃん、前に私と行ったとき凄いゆったりしてたもの!」




 それはお隣さんと行ったから、という事実をお隣は知らない。

 だが宇髄は、Aは温泉が好きなんだと思い込み、数少ない柱の休みを四日も消費して無理矢理、かなり強引にAを誘った。


 お隣は、「楽しんでくれるといいんだけど‥‥」と呟き、祈った。

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ひいらぎ・いろ - 小冬さん» ありがとうございます、いつも小説を書く度に面白いか凄い不安になって、、そう言ってもらえて凄く凄く励まされます!これからも頑張ります! (2021年5月2日 7時) (レス) id: 3d1bfbcbe7 (このIDを非表示/違反報告)
小冬 - とっっても、面白かったです!!もう、夢主の反応とかがめっちゃ面白くていつも思い出して笑っています!!これからも頑張って下さい!! (2021年5月1日 23時) (レス) id: b394ae1541 (このIDを非表示/違反報告)
ひいらぎ・いろ - S_t0606さん» コメントがきたことにはしゃぐ人間はこの世にはいます。(ありがとうございます!)なるほど、、確かに夢主よく宇髄さんといますから、、もしかしたら、、? (2020年11月29日 20時) (レス) id: 79b860e9e4 (このIDを非表示/違反報告)
S_t0606(プロフ) - 宇髄さん宇髄さん宇髄天元様で落ちお願いします (2020年11月29日 17時) (レス) id: 3664f0360e (このIDを非表示/違反報告)
ひいらぎ・いろ - 氷華さん» まさか続編にいけるとは、、(←亀更新人間)こちらこそ、よろしくお願いします! (2020年11月14日 21時) (レス) id: 79b860e9e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひいらぎ・いろ x他1人 | 作成日時:2020年11月13日 0時

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