女子力磨けば？【Sou】

◆ ページ36

Souside


い「意外だね」

そ「は？」

い「奏が照れるなんて。



あ、いつもか。」

そ「おい」

放課後

Aが先生に呼び出されてるため、伊吹と2人で待ってる

い「いつも僕にデレデレしながらAちゃんのこと話してくるじゃん」

そ「デレデレしてないし！」

い「いや〜してた。めっちゃ可愛いよその時の奏」

そ「少し黙ってくれる！？！？」

最悪

知らないうちに惚気けてたんだなぁ、、

い「…無自覚とか、うける」

そ「はぁ？」

い「泣かせたら許さないから」

そ「泣かせるわけないじゃん。」

い「わかんないよ？全力で奪いに行くからね」

宣戦布告とでも言いたいのか、

伊吹は余裕そうな笑みを浮かべる

「あれ、奏先に帰るとか言ってたじゃん〜待っててくれたんだ〜」

にやにやしながら近寄ってくるA

話は終わったのかな

そ「帰ってほしかったの？」

「いや、やめてよ寂しい。

あー！いぶくんも待っててくれたの〜！？」

い「うん、当たり前じゃん」

そ「…」

隣で嬉しそうに伊吹の名前を呼ぶ

こっちを見る伊吹はニヤッと口角を上げている

なんか、

イラつく

そ「A」

「え？、っん、」

グイッと腕を引っ張って強引にキスをする

伊吹に見せ付けるかのように

口を離して勝ち誇った顔をして伊吹の方を見れば、

呆れたように笑い、首を横に振っていた

Aは耳まで顔を赤くしてる

ほんと可愛い


「、い、いぶくんが見てたじゃん…っ、///」

そ「いいじゃん見せつければ」

「っのばか。告白の返事まだもらってないんだからね」

そ「あぁ、じゃあ今言うよ

好きだよ。A。僕と付き合ってください」




「……っ、はい！！」



い「うわぁ、見せつけてくんじゃん。」

涙ぐむAにニッコリ笑って

苦笑いする伊吹にべっと舌を出した

そ「いやぁ大変だった。まじで伊吹に取られるかと」

い「本気で取ろうと思ったけど」

そ「お前さぁ、」

い「冗談だってｗｗｗ

まぁ奏が油断してたら横からひょいっと奪いに行くから」

そ「油断なんてするわけないじゃん、」

い「知ってるｗｗｗ」



「うっしゃぁぁぁ！ゲーセン行くぞぉー！！！」

い「元気なことでｗ」

そ「お前ほんと女子力低すぎ」

「はぁ！？！？」

そ「うるせー」

「あぁ！？！？」

い「うわ、怖ｗｗｗ」

そ「女子の欠けらも無いじゃん。」

「黙れよ！？」





そ「僕が女子力、教えてあげるよ」




だからさ、もうちょい、




女子力磨けば？

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