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じっと不安そうな瞳で私のことを見つめてくる真冬。
その瞳にはうっすらと涙が浮かんでいるような気がした。
また、ズキッと胸が痛む。
それは、真冬が泣きそうだからなのか、好きな人を今から傷付ける言葉をどんどんと言っていくからなのか、どっちにしろ、気分は良いものではなかった。
でも私は、自分の思いを心の奥の奥に入れて、蓋をした。
『・・・嫌いって言ったら?』
「・・・・・・なぜなのか、理由を教えてほしいです」
理由なんて、真冬に嫌われたいからなんて言ったら全てが色んな意味で終わる。
きっと、笑顔で何言ってるんですかって、真冬は笑うだろう。
だから、言いたくなるのを抑えて、なんで?と真冬に聞いた。
「そりゃ・・・直すからに決まってます・・・」
私一人の為だけに努力をしてくれる、そんな風に考えてしまって、私は自分の嫌気がさす。
『・・・なんで?』
「なんでって・・・水上さんとは・・・仲良くしたいんです・・・友達のままでいたいので・・・」
それは私だってそうだけど、でももしこのまま仲良くしていたら、いつの間にか思いが爆発しそうだから、今の内に壊しておく。
自分の気持ちに、一生取らないストッパーをかけておく。
私は腕を組み、真冬を睨んだ。
『・・・私は・・・お前のこと嫌いだから、別に仲良くしたくない』
「・・・なんでですか?」
『・・・・・・お前がいるとめんどくさい』
「それ・・・どういう意味ですか?」
あからさまに不機嫌な真冬の態度に、少しだけ驚くけど、こっちだって引けなかった。
私も、自分は不機嫌だというように、真冬のことを睨み続ける。
真冬は表情は不機嫌な表情から、悲しげな表情へと変わっていった。
「・・・僕はただ・・・忘れている記憶があるのなら、思い出したい・・・だけなんです・・・」
『・・・その思い出したいものは、思い出さなくてもいい過去かもしれないのに?』
真冬は私の言葉を聞き、悲しげな表情から、驚いたような表情にした。
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あづの ひみ(元朝日菜薔薇)(プロフ) - 桜鈴(みすず)さん» ありがとうございます。私は東京なのでいつ感染するのかとビクビクしていましたが、桜鈴さんのコメントを見て頑張ろうと思いました。桜鈴さんもコロナに負けずに頑張りましょう。 (2020年4月13日 11時) (レス) id: 519239ae11 (このIDを非表示/違反報告)
桜鈴(みすず) - これからも頑張って下さい。コロナウィルスに負けないよう、群馬から応援し続けていますね。 (2020年4月13日 7時) (レス) id: 3e552d64a0 (このIDを非表示/違反報告)
あづの ひみ(元朝日菜薔薇)(プロフ) - 桜鈴(みすず)さん» コメントありがとうござます。私もこんな物語があったらと思って書いていることが多いので、同じ気持ちの方がいてくれて嬉しいです。私の作品を見て泣いてくれてありがとうございます。 (2020年4月12日 11時) (レス) id: 519239ae11 (このIDを非表示/違反報告)
桜鈴(みすず) - 何度か、泣いてしまいました。こんな物語があったらよかったのに。 (2020年4月11日 23時) (レス) id: 3e552d64a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あづの ひみ(元朝日菜薔薇) | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/AdAsnhmp/
作成日時:2020年1月18日 15時