検索窓
今日:14 hit、昨日:3 hit、合計:25,160 hit

ページ3

Aside




話途中で、聞き覚えのあるアナウンスが流れた。




《剣持さーん、剣持勇さん。》




「「剣持?」」




あ、やっぱり!剣持さんだ!




「剣持さん?どうしてここに?」




「おお実はな、剣持さんが再検査することになってな。
直腸に…ガンが。」




「ガンじゃない!影だ。」




「お前達こそ何で?」




「はじめちゃんの胃の検査なんです。」




はじめちゃんと剣持さんが突然手を取りあった。




「お互い頑張ろうな、おっさん!」




「うん。」




なんか変な友情生まれてるし…はじめちゃん、まじで大丈夫…?









今は俺の胃の検査中。
こういうの俺、苦手なんだよな…。




「大丈夫ですよ。落ち着いてください。」




「うわ〜これ、ただの食べ過ぎだな。」




「ふぁへすぎ?(食べすぎ?)」



昨日、久しぶりにAが手作りご飯作ってくれて、
それめっちゃ食べたからかな…だって美味しいんだもんな。




「見てみるかい?これ、
内視鏡つってね、細いワイヤを束ねて作ったコートだ。
このレンズをのぞくと先のほうの映像が生で見えるんだよ。」




「くぃぬて。(抜いて)」




「え?」




いや、先生…鬼。

▽→←鬼火島殺人事件



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (17 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
84人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:反町ゆうり | 作成日時:2022年3月7日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。