【文スト】【江戸川乱歩】塩対応彼女。【文豪ストレイドッグス】

対応。３５ ページ40

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敦君は少し震えてるし賢治君は固まって動かない。

鏡花ちゃんに至っては腰を抜かしている。

他も驚いて目を見開いている。


「何だよ福沢さん！」

福「先程の話に誤りは無いんだな？」

「ああ無いさ、真実だよ！何、福沢さんは僕を疑うの！？福沢さんも僕を嫌いになるの！？」

福「…【想い人ではない】とは云ったが【嫌い】とは云ってないのでは？」

「…え？」

福「私には、彼奴が乱歩を嫌いになるとは思わんのだが？…それに、【本当に嫌いと云ったのか？】」

「…何それ」

福「酷な云い方をするが、乱歩の記憶の混乱により【云ったと思い込んだ】のでは？」

「でも…っ！う、ぁ」

福「…どうなんだ」

「…云って、無い。でも、嫌われたに決まってる！」

福「嫌われたら助けないのか？」

「…それは」

福「自分の事を愛していない、嫌われたかもしれんという理由で見捨てるのか！」

「違う！！！」


腹の底から叫んだ様な気がした。いや、叫んだんだ。


「若し、彼女が僕を嫌いでも！僕を拒絶しても！僕はAが好きだよ、紛れもない事実だ！嫌われても構わない、出会った時から僕は彼女を守るって決めたんだ！助けるよ、助けるさ！！」

福「なら！…やる事は分かるな？」

「…っ！異能力【超推理】！！」

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