【文スト】【江戸川乱歩】塩対応彼女。【文豪ストレイドッグス】

対応。２３ ページ26

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珈琲カップは僕が全力で回してるのに身を任せる。

メリーゴーランドははしゃぐのは僕で、Aは静かに乗る。

口元が少し緩んでたので楽しかったんだなと思いたい。

ジェットコースターは何方も強かったので問題なく終わる。(勿論はしゃいだのは僕だけ)

お化け屋敷はまぁ…。



〜回想〜

『待って乱歩、歩くの早い…！』

「何ー、怖いのー？」

『怖くないから、何勘違いしてんの！？』


何時も通りを装ってても声が、肩が震えてるA。


「嘘つけー！震えてんじゃん！可愛いなぁ！」

『は…！？』

「怖いなら手くらい繋いであげ『…っ！早く出る！』あ、え！？」

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みたいな感じで、絶好のチャンスを逃して終わった。

からかわないでおけば良かったと後悔している。この僕が。

Aは機嫌が悪そうな顔をしている。

…楽しくなかったかな、怒らせたかな。


『…ねえ、もう時間的にあと一つしか乗れないけどどうするの』

「あ、えーっと…」

『決めてないの？』

「いや、その…」

『決めてないならいいよ』

「違っ…『観覧車乗ろうとか考えないの？』…え？」

『いや、あと乗るのってそれ位だから丁度良いんじゃない？』

「……」


正直ビックリした。

Aから「観覧車に乗ろう」って提案が来るとは思わなかった。

寧ろ「帰ろう」って云うのかと。


『…乱歩？乗らないの？』

「え、あ、乗る！乗るよ！！」

『じゃ、行こ』


神様、これは



























ワンチャンあると思っていいですか？

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