3.戦法はいたって簡単 ページ5
花桐SIDE
流石に今日は行かせないけど…。明日にでも行けるのなら安心。
「じゃあさっちゃんのことはこれでいいわ。後は…、先に少しだけ戦法について話し合おうか」
華「俺、東卍の奴等の中にタイマンはりたいのいるんだけど。ソイツとやっていい?」
誰かにもよるけど。東卍の中で危険なのは一番隊と五番隊。隊長の強さが他の隊と比べて桁違いらしい。それに三番隊隊長は捕まったって噂だし、二番隊と四番隊隊長についての情報はそこまで持っていない。
でも隊長なんだから下の子たちよりはずっと強いはず。だから油断大敵、絶対に気は抜けない。
「どんな人?」
華「五番隊の隊長」
五番隊…!丁度良かった!
「わかった、五番隊は紫苑に任せるね」
枳「俺、四番隊のこと…少しだけ知ってるから…」
珍しい…、あのすいちゃんがやる気なんて。
「そう、ならすいちゃんは四番隊をお願い。今は三番隊が空いているから、そこは下の子たちに任せるわ。椿と桔梗で一番隊と二番隊の殲滅。さっちゃんは相手の隙を突きながら壊滅に持っていく」
椿「はーい」
葵「任せて」
胡「花桐は?」
私は…、総長の相手は勿論だけど一緒に副総長の相手も出来るかと言われたらできない。負傷中ではあるけどそれでも体格差とかで負けてしまう。
「総長の相手はする。でも…それじゃあ副総長が勝手に暴れてしまうから…、私が何とか二人を相手するわ」
椿「…圧倒的人数不足だね…、東卍潰す前に他のトコ潰して大きくした方が良いんじゃない?」
それも考えた。…でも、私は信用している人以外を仲間にしたくない。下の子たちだって5人の知り合いだったから入れてあげただけであって…。
「ううん、私がやる。人数不足だからって馬の骨を仲間に入れるほど焦ってはない」
胡「花桐は相変わらず下っ端たちを信用してないね」
会わないから信用するも何もないんだけどね。
「副総長を下の子たちに任せても負ける未来しか見えないわ。なら私が相手する方がまだ勝機がある。これは特に根拠も何もない、でも…負ける確率が100%じゃないなら私はやるしかない」
葵「Aちゃん…」
椿「無理だけはしないこと。首領の負けはグループ自体の敗北につながるから」
「善処するわ…」
勝てる確率はほんの少し…、少しでも隙を見せたら一瞬でやられる。私も…もっと強くならないといけない。
…やるしかない…のね。
この抗争は…必ず勝って見せる。
4.論理的な喧嘩→←2.東京卍會潰し ※時間軸狂ってたので改善
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作者名:suffron* | 作成日時:2022年9月19日 20時