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気づいていたのでしょうに ページ10

『ここが実家です』

乱「ど、どどどどどどうしよう。すごく緊張してきた」

私はガチャっとドアを開ける

『…太宰さん、国木田さん何か気になったことはございますか?』

太「今のところはなんとも言えないね。失踪してから入ってないのだろう?」

『はい』

何かを見渡す太宰さんに私はそう伝える

国「どこか見てはいけない場所はあるか?」

『いえ、自由に見て回ってください』

こうして各自散策をする事になった…私は何とか乱歩さんを振り切って他の部屋を見てことに成功した

開けた窓…私は外を見つめ腕を空に出す

バサッと風が吹く私の指には真っ白いハトが止まる

『………』

私のゆびさきで鳴く鳩

『そう…』

乱「て、天使?!」

ガタンっと後ろでした物音と声が聞こえた

『っ…!乱歩さん?!』

フワッと私の指から鳩が飛んでいく

乱「ご、ごめん、見るつもりはなかったんだよ、調べようと思って見たらたまたまAちゃんが居て…」

オロオロとしだす乱歩さん…この人こんな表情もするんだ…

『大丈夫ですよ…この部屋は何も無い見たいなので他の部屋行きましょうか』

乱「う、うん」

手がかりを探してみるが見つからず

『少し休憩しましょうか…美味しいお茶を持ってきたんです』

そう言って私は席を外した

〜〜〜〜
太「乱歩さん…気づいているんですよね」

乱「何の話だ」

主語のない会話…国木田は首を傾げる

国「おい、太宰、気づいてるとは何の話だ」

太「Aちゃんの両親の話だよ」

国「なっ!わかったのか!?」

国木田は目を見開く

乱「両親はまだ行方不明だ」

太「乱歩さん」

じっと太宰は乱歩の目を見つめた

太「乱歩さんらしくもない、何故です?」

乱「なぜもどうもない」

太「乱歩さんも気づいていたでしょうに超推理を使ったあの時から」

乱「違う!そんなことない!」

乱歩は声を荒らげる

国「おい、太宰!ちゃんと説明しろ!」

乱歩を怒らせたことに驚き国木田はそう言った

太「彼女は両親の行方を知った上で探偵社に依頼してきた。気づかなかったかい?生き物が苦手と言う割には衣服に羽がついていたしこの家にも鳥籠やゲージがあった」

太「それに彼女は誘拐のはずはない…なぜなら護身術を学んでいるからと否定した」

太「なのに、私が誘拐だったら身代金とかを要求してくる、それも来てないとなるとおかしいと言うと『…目的が両親だったらどうでしょうか?』と言った」

真実から目を逸らすのは→←事情説明はまだまだで



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ランポッポの眼鏡になりたい - いいお話でしたぁあぁ 完結しちゃうなんてぇぇぇええ(;ώ;) でも完結おめでとうございます(;ώ; (2023年1月15日 21時) (レス) @page49 id: b523133505 (このIDを非表示/違反報告)
ミミッキュ - 大好きですありがとうございます‼ (2023年1月7日 17時) (レス) @page50 id: 763a55f7bf (このIDを非表示/違反報告)
藍素(プロフ) - 完結おめでとうございます!(*^▽^)/★*☆♪ (2022年12月10日 22時) (レス) @page50 id: 81a29d8f69 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - 完結おめでとうございます!! (2022年12月9日 18時) (レス) id: b0ccef1124 (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - もういつも更新をワクワクしながら待ってます!スゴイ楽しみすぎて!!更新頑張ってくださいね! (2022年11月18日 22時) (レス) @page27 id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こみゅな | 作成日時:2022年11月9日 12時

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