何故か世界一の名探偵に溺愛されてるんですが

…意外と根に持つタイプなんですね ページ48

こんにちは、あるいはおはよう、こんばんは

AA、復活しましたが…重大なことに気づきました

乱歩さんに告白してしまった…！！(X回目)

いや、熱で朦朧としていて色々口走ったし！

熱もあったゆえにそんな恋バナなんてしてる余裕なかったし！

え、まって仕事行きたくない！

てか、素面でどう接していいかわかんない！

え、死にたい！！無理、この世の終わり、恥ずかしい、穴があったら埋まりたい！

〜〜

『と、言うわけでどうしたらいいんでしょうか』

太｢…え、なんで私が呼ばれたの？｣

『え？だって皆さん忙しいでしょうし…太宰さん暇ですよね』

カフェ、私は太宰さんに相談に乗ってもらうことにした

太｢え！？酷くない！？｣

『いつもサボってる人が何を言うんですか』

太｢うーん、否定できないのが悔しい｣

『それに女性のおしりばっかり追っかけてる太宰さんはメンタル的にも経験的にも参考になると思いまして…』

太｢失礼に対する容赦がない｣

私間違ってない

『まぁ、そんなことどうでもいいんですけど』

太｢そんなこと扱いされた私非常にバックれたい｣

太宰さんは珈琲を飲みながら遠い目で言った

『あんだけ好きって言って追っかけてきた乱歩さんですよ？』

太｢え？無視？｣

『看病もしてくれましたし、もう好きって感じで』

太｢あれ？｣

『でも、告白して数日空くって気まずいじゃないですか』

太｢さては私の話聞く気ないね｣

『今更ですね』

私はカフェモカを口にする

『ほら、太宰さんって黙ってればイケメンじゃないですか、まぁ乱歩さんの方がイケメンですけど』

太｢あー｣

『だから、顔面国宝性悪内面詐欺師の太宰さんなら何かいい案があるかなっておもったんです』

太｢もしかして私の事嫌い？｣

『いえ、特には』

太宰さんは悩ましげな顔をした後に口を開く

太｢まぁ、君たち両思いでしょ。君がもう一回声かければ上手くいくじゃないのかい？｣

『…今すぐ既成事実を作れってことですか？』

太｢君たちの思考回路だけは分からないよ｣

太宰さんは呆れたように言った

太｢だいたい、Aちゃんってそんな積極的じゃなかっただろ、前まで｢あぁん、言っちゃったぁ〜もう立ち直れない〜乱歩さんに嫌われたらどうしよう〜あーん｣って感じだったじゃないか｣

『太宰さんもしかして怒ってます？』

太｢いや、全く。ただ、女の子のおしり追っかけるだけの性悪内面詐欺師の妄言だよ｣

『…すみ…太｢ん？何がだい？｣…』

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