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真実から目を逸らすのは ページ11

太宰の言葉に国木田はじっと見つめ乱歩は目を伏せた

国「それのどこがおかしいのだ」

太「考えてみたまえよ、誘拐じゃないと言うなら私の発言に「ほら、やっぱりそうじゃない。誘拐はされていない」と返すはずだ」

国「なっ!」

乱「太宰、もうやめろ」

太「彼女がそう言わなかった理由は…あくまで両親はうらまれる理由はないと植え付けるため、だが、事件はどうしても誘拐にしたかった」

太宰はまっすぐ見て話す

太「彼女は異能力者だ」

国「はぁ!?」

乱「太宰、聞こえないのか、やめろ」

太「その異能は生き物の声を聞くことだろう」

それでも乱歩の言葉を無視して太宰は続けた

太「彼女はい両親が行方不明になってすぐに鳥やどこかの生き物に聞いたのだろう。情報は直ぐに集まった」

乱「…太宰」

太「そして、彼女はその結果が受け入れられなかった」

乱「太宰」

太「なぜなら…」

乱「太宰!」

乱歩が叫ぶ太宰は乱歩の声が途切れた時に口を開いた

太「彼女の両親は犯罪組織に入ったからだ、彼女に内緒で」

ガタンっと音がした

『っ…!あっ…』
〜〜〜

バレた、バレてしまった

本当は最初から気づいていた、なにかの間違えであって欲しいと…

探偵社なら真実を見つけられるかもしれない、そう思った

でも、違った、最初から真実は見つかっていた

床にお茶をぶちまける

でも、それでも自分が思うのと他人に言われるのは全くの別物

乱「Aちゃん、今のは…」

太「Aちゃん依頼の結果は君が思っている通りだ、そして組織の名は…D佐」

『……』

太「そこまで知っていたんだね」

『ありがとうございました…依頼料は後日…振り込んでおくので…お引き取りください…』

私は震える声で言った

国「あの…」

『失礼します』

その場にいたくなくなって…私は外に逃げ出した
〜〜〜〜

乱「太宰!なんであんな事…!」

乱歩は太宰の服を掴み睨みつけた、今にも殴りかかるんじゃないかと勢いだった

国「ら、乱歩さん、落ち着いてください!」

太「乱歩さん、真実から目を逸らすのは一時的の痛み止めにしかなりません、彼女はずっと苦しむままです」

乱「ずっと…」

太「はい、ずっとです」

乱歩は重力に従うように腕を下ろした
乱「太宰、国木田…僕ちょっと行ってくる!」

そして慌てて部屋を出ていく

乱「メガネ、メガネ」

机に置いておけぼりだったメガネを取りに戻り走っていった

僕はメガネを使わない→←気づいていたのでしょうに



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ランポッポの眼鏡になりたい - いいお話でしたぁあぁ 完結しちゃうなんてぇぇぇええ(;ώ;) でも完結おめでとうございます(;ώ; (2023年1月15日 21時) (レス) @page49 id: b523133505 (このIDを非表示/違反報告)
ミミッキュ - 大好きですありがとうございます‼ (2023年1月7日 17時) (レス) @page50 id: 763a55f7bf (このIDを非表示/違反報告)
藍素(プロフ) - 完結おめでとうございます!(*^▽^)/★*☆♪ (2022年12月10日 22時) (レス) @page50 id: 81a29d8f69 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - 完結おめでとうございます!! (2022年12月9日 18時) (レス) id: b0ccef1124 (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - もういつも更新をワクワクしながら待ってます!スゴイ楽しみすぎて!!更新頑張ってくださいね! (2022年11月18日 22時) (レス) @page27 id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こみゅな | 作成日時:2022年11月9日 12時

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