本物193 ページ7
キル・キャッツSide
貴方「分かってる、でも!俺があいつらのそばに居たら、あいつらを殺してしまうかもしれない!
光の強さに負けて、殺してしまうかもしれない!それが、とてつもなく怖い。」
それは、彼らを愛する証拠。
殺してしまうかもしれない。
それがとてつもなく怖いと。
涙を流しながらそう言った。
確かに死神ちゃんは、無駄な殺しを好まない。
でも、彼女は今こういった。
怖いと言った。
彼らを愛しているからこそ。
黒尾くんを、愛しているからこその発言だと思った。
キル「だったら、」
貴方「え?」
キル「だったら、つらくなったら戻ってこればいいのよ。」
貴方「戻る?」
キル「そう。光がまぶしすぎて、負けてしまいそうになったら、またここに戻ってくればいい。」
殺しは許さないけどね。
と、後につけたした。
貴方「でも、戻ってきた私を、裏社会はきっと受け入れない。」
キル「受け入れるわよ。だって貴方の後ろには、私達裏社会の五大幹部がついてるんだから!」
いつでも貴方の味方だ。
だって私達は
キル「私達は、貴方に何度も助けられてきた。」
貴方「助ける?」
キル「命の面でも、精神の面でも。何かに負けそうな時、貴方はいつも私達を助けてくれた。」
貴方「そんなの、私だって。」
キル「私達はそれ以上よ。だから私達五大幹部は、貴方を死ぬまで守り抜く。」
貴方は、私達にとって大切な存在。
キル「仲間なんだから。」
何度も何度も助けられた。
数えきれないほど。
だからそれを、倍にしてこの子に返す。
死ぬまで、一生守り続ける。
キル「だから、貴方は安心してここを去っていい。つらくなったら、また戻ってきていい。居場所は、しっかり残しておくわ。」
貴方「ぅ、う、うわぁぁぁ。」
大きな声を出して、子供のように泣きじゃくった。
そんな姿は、長年この子を見てきたけど
はじめてみた。
浴室に、泣き声が響いた。
その泣き声は、まるで、助けを求める悲鳴のようだった。
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桜朱(プロフ) - 彩音さん» ありがとうございます!お話がグダグダな所もあったと思いますが…。最後まで読んでいただきありがとうございました!また近々黒尾の小説を出そうと思うのでよろしくお願い致します! (2018年6月11日 17時) (レス) id: aff2664059 (このIDを非表示/違反報告)
彩音(プロフ) - 完結おめでとうございます!!毎回更新されるのを楽しみに待ってました!個人的にこういうストーリー好きなんでめっちゃこの作品気に入りました!(*´∀`*)約1年、お疲れ様でした!! (2018年6月8日 20時) (レス) id: f9bc490121 (このIDを非表示/違反報告)
桜朱(プロフ) - 真理奈☆さん» ありがとうございます!今回で終わるつもりですが、リクエストがあったら受け付けますよ! (2018年2月11日 12時) (レス) id: 67c72a9317 (このIDを非表示/違反報告)
真理奈☆ - 続編おめでとうございます。今回で終わってしまうんですかシュン(´・ω・)でも!最後まで楽しませていただきます! (2018年2月10日 10時) (レス) id: 9b0ee30d9b (このIDを非表示/違反報告)
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