【文スト】私の兄はシスコンです。【芥川龍之介】

肆拾肆話 ページ48

「どうして、皆…」

太「君の事が心配だからだよ。」

敦「Aちゃんに大きな怪我が無くて本当に良かったよ。女の子に傷が残ったら可哀想だし…」

芥「偶には良い事を言うな、人虎。」

国「まぁ、ゆっくり休め。」

与「今は体力回復が優先さ。」

中「早く元気になってくれよ。手前の兄貴が仕事に集中しなくて困ってんだ。」




皆、本当に良い人だ…。





皆に出会えて本当に良かった。






皆の為にも早く元気にならなきゃ。





国「さて、と。太宰、貴様は溜まりに溜まった仕事をしろ。」

太「え、そんな…っ！」

中「芥川、手前ぇもだ。オラ、帰るぞ。」

芥「なっ、待って下さい…っ！僕にはAの傍に居るという仕事が…っ！！」

中「そんな仕事無ぇよ。」

芥「A、A……っ！！！！」





−…ﾊﾞﾀﾝｯ





敦「帰った…ね。」

「また来るだろうけどねｗ」

与「全く、アンタの兄も過保護過ぎるんじゃ無いのかい？」

太「今更だね。」

「今更ですねｗ」

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