【文スト】私の兄はシスコンです。【芥川龍之介】

拾弐話−芥川龍之介視点− ページ14

芥｢ｹﾞﾎｯ、ｹﾎ…ｯ｣

樋｢芥川先輩っ、大丈夫ですか！？｣

芥｢五月蝿い…っ！｣




僕の背をさすろうとした樋口の手を叩く。




何故、僕はこんな所で手間取っているんだ。




何故、任務を終わらせて無いんだ。




芥｢く…っ｣




刺し傷が痛む。




油断していた隙に刺されたものだ。




嗚呼…、早く終わらせて愛しい可愛いAに会いに行かねば。




この腕で、Aを抱き締めに行かねば。




芥｢行くぞ、樋口…っ！｣

樋｢ハイ！！｣




このまま、何もせずでは任務も終わらない。




もう、正面突破だ。




そして、任務を終わらせAに会う。




芥｢誰にも邪魔等させぬ…っ！！−"羅生門"！｣




異能を発動させ、敵をなぎ倒していく。




芥｢ｹﾎ…ｯ｣




早く、早く…っ！！




この腕にAを……っ！




樋｢芥川先輩っ、危な…っ！！｣

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