預かり知らない所 ページ47
俺と織田さんが出会って一週間程してから龍頭抗争は終結した。
俺は終結するまでのその間ポートマフィアの構成員や民間人を助けて闇医者としての仕事をこなした。
そして終結して約一ヶ月がたった頃、街も充分回復した頃に織田さんからの電話が掛かってきた。
「……此処で合ってるよな?」
此処までの経緯を思い出しながら俺は目の前にある洋食店の看板を見上げた。
其処には片仮名で『フリィダム』と織田さんから告げられていた店の名前が書かれていた。
「とりあえず入らないと何も始まんないか…」
そう俺は言って店に入ると其処にはカレーを食べている織田さんとふくよかなおじさんが親しげに話していた。
「子供達は元気か?」
「勿論だよ。まだ馴れてないみたいでそわそわしてるみたいだけどね。おっと、お客さんが来てたみたいだね。いらっしゃい何にするかい?」
そう扉の前で立っている俺に気付いた店主らしきふくよかなおじさんが笑って聞いてきた。
そしておじさんの言葉で俺に気付いた織田さんが此方を見た。
「よく来てくれた桐崎。とりあえず座らないか?」
「え、あ、はい」
俺は戸惑いつつも織田さんの隣に座るとおじさんが楽しそうに笑みを深めた。
そして
「成る程、この子が言ってた子かい」
「あぁ、いいやつだし年も近い。だから呼んだんだ」
「へ?あの、話の流れが読めないんですが?」
俺の預かり知らない所で話していたらしい二人の会話に俺がそう突っ込む。
いや、マジで何の話?
そんな混乱する俺に対しておじさんは笑い、織田さんは真剣な顔でいった。
「織田作ちゃんから何も聞いてないんだね。ほら説明しないと伝わらないよ」
「そうだった。すっかり伝え忘れていた…そのいきなりですまないんだが……
子供達の遊び相手になってほしいんだ」
「は?え?子供?織田さん子供居たの??」
唐突すぎるお願いに俺はすっとんきょうな声を出し見当違いの事を言うしか出来なかった。
ーー
私の住んでるのが大阪府なんでフリィダムの元になった自由軒に行こうと思えば行けるんですよねぇ……
そしてちびちゃん達の登場だぞみんなぁ!!!(((
【桐崎君にとっての周りの印象】
乱歩:唯一異能で一度自分の事を忘れた筈なのに覚えてくれた人物。推理だけで自分との関係を割り出した乱歩の事は本当に凄いと尊敬している。
305人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
那戯田沢 亜須@グラブル中毒者(プロフ) - 倉の中の石さん» ありがとうございます!思惑通りに暗い過去と思って頂けてついガッツポーズを仕掛けました(笑)続編頑張りますね!! (2019年7月8日 0時) (レス) id: 480a6a9b45 (このIDを非表示/違反報告)
倉の中の石 - すごく面白いです。こんなに自然な暗い過去は久しぶりに見ました。続編も頑張ってください。 (2019年7月7日 17時) (レス) id: 873805d7e2 (このIDを非表示/違反報告)
那戯田沢 亜須@グラブル中毒者(プロフ) - 鶴さん» 読んで頂きありがとうございます!更新頑張りますね!! (2019年7月7日 14時) (レス) id: 480a6a9b45 (このIDを非表示/違反報告)
鶴(プロフ) - 初めて見たんですが、とっても面白いです!更新頑張ってください!応援しています! (2019年7月7日 14時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
那戯田沢 亜須@スマホ使用不可で低浮上中(プロフ) - 夜美さん» ありがとうございます!まだ推敲中ですががんばりますね!! (2019年7月5日 20時) (レス) id: a29dbc7b52 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ